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【コラム】16歳でセリエAデビュー!2000年生まれのユーヴェFWケーンに注目

セリエAデビューを果たしたユヴェントスの16歳FWモイーズ・ケーン [写真]=Getty Images

 セリエA第13節ではユヴェントスが危なげなくペスカーラを破り、首位をキープした。2位ローマ、ミランとの勝ち点差が7と開くばかりだ。その今節で最も注目を浴びたのが、ユヴェントスの16歳FWモイーズ・ケーンだった。ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は3-0と快勝目前の84分、FWマリオ・マンジュキッチを下げてケーンをピッチに送り込んだ。イタリアのメディアではすでに試合前から、30歳でクロアチア代表戦の疲れもあるマンジュキッチとケーンのリレープレーを予想していた。

 ケーンは2000年2月28日生まれの16歳8カ月。ミラノとトリノの間にあるヴェルチェッリという街の出身で、両親はコートジボワールの血を引いている。ケーンは今シーズン、すでにウディネーゼ戦など5ゲーム、チャンピオンズリーグのリヨン戦でベンチ入りしていたが、19日にセリエAで初のプレーとなった。アディショナルタイムを含む8分間の出場についてケーンは試合後、自身のインスタグラムに「高いところにたどり着くまでのスタートにすぎない」と書き残している。

 セリエAの最年少出場記録は戦前にさかのぼり、1937年5月2日のアメデオ・アマデイ(当時ローマ、15歳9カ月6日)、続いて1959年6月2日のジャンニ・リヴェラ(当時アレッサンドリア、15歳9カ月15日)、1990年代以降だと5位のヴァレリ・ボジノフ(当時レッチェ)が2002年1月27日に15歳11カ月12日でデビュー。そして元イタリア代表のアンドレア・ピルロがブレッシャで1995年5月21日に、初めてセリエAでプレーした。16歳と2日だった。7位にはジェノアのステファン・エル・シャーラウィ(現ローマ)がいる。

 ケーンに話を戻そう。アスティ、トリノなどのクラブを経て加入したユヴェントスの下部組織では、これまでU-17で26試合24得点、プリマヴェーラ(U-19)では7試合4得点、UEFAユースリーグで3試合2得点という成績を残している。もともとはトップだったものの、2列目で攻撃的MFやウィングとしてプレーできる。イタリアの各世代別代表でも合計21試合10得点を記録した。

 ユヴェントス移籍当初はスランプでゴールできず、代理人のミーノ・ライオラ氏はオランダ東部のクラブ、ズヴォーレへの移籍を勧めたこともあった。しかし、プリマヴェーラのファビオ・グロッソ監督はチームに残すよう説得した経緯がある。スピードとフィジカルの強さが売りだ。クラブはプロとしての3年契約をまとめようと必死に動いている。すでにアーセナル、マンチェスター・Cなどが興味を示しているからだ。両親は父親がユヴェントス残留、母親はプレミアリーグでの活躍を願っているという。ミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマやMFマヌエル・ロカテッリなど次世代のアッズーリを担う人材がどんどん出てきているのは喜ばしい限りだ。

文=赤星敬子

【セリエA年少出場記録トップ10】(出場年月日、出場時年齢 ※所属クラブは当時)
アメデオ・アマデイ(ローマ):1937年5月2日、15歳9カ月6日
ジャンニ・リヴェラ(アレッサンドリア):1959年6月2日、15歳9カ月15日
アリスティデ・ロッシ(クレモネーゼ):1930年6月2日、15歳9カ月21日
ジュゼッペ・カンピオーネ(ボローニャ):1989年6月25日、15歳9カ月25日
ヴァレリ・ボジノフ(レッチェ):2002年1月27日、15歳11カ月12日
アンドレア・ピルロ(ブレッシャ):1995年5月21日、16歳2日
ステファン・エル・シャーラウィ(ジェノア):2008年12月21日、16歳1カ月25日
ロレンツォ・タッシ(ブレッシャ):2011年5月22日、16歳3カ月10日
ステファノ・オカカ(ローマ):2005年12月15日、16歳4カ月9日
パオロ・プピータ(チェゼーナ):1989年1月28日、16歳4カ月14日

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