セリエA第5節が20日に行われ、日本代表FW本田圭佑の所属するミランとラツィオが対戦。本田はベンチスタートだった。
16日の第4節サンプドリア戦では1-0と勝利を収めたミラン。中3日で迎えたホームゲームでは、4試合で4ゴールと好調のカルロス・バッカやスソ、エムバイェ・ニアンらが攻撃陣を形成した。
最初のチャンスはラツィオが作り出した。12分、左サイドからのロングスローにセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチが反応し、打点の高いヘディングシュート。ボールは枠を捉えたが、GKジャンルイジ・ドンナルンマが好セーブを見せて得点を許さなかった。
均衡を破ったのはホームのミランだった。37分、中盤でユライ・クツカがボールを奪うと、最終ラインの背後へスルーパスを供給。ハーフウェーラインから裏へ抜け出したバッカが敵陣を独走し、ペナルティーエリアに入ると相手GKとの1対1を冷静に制した。シュートがゴール左隅へ決まり、ミランが先制に成功した。
1点をリードしたミランは43分、ジャコモ・ボナヴェントゥーラがペナルティーエリア左手前から強烈なミドルシュート。強烈な一撃が枠を捉えてゴールを脅かすと、アディショナルタイムにも波状攻撃を仕掛けて追加点を狙ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。前半は1-0で終了した。
1点を追うラツィオは後半開始時から2選手を交代して打開を図るが、試合は1-0のまま推移。そして次のゴールはミランのものだった。74分、バッカからのスルーパスを受けたニアンがペナルティーエリア右奥から中央へ折り返すと、相手DFのハンドを誘ってPKを獲得。ニアンがキッカーを務め、ゴール左隅へ冷静に決めて追加点を挙げた。
2点リードとなったミランは82分、ボナヴェントゥーラに代えて本田を投入。本田は2試合ぶりの出場となった。ミランは終盤、ラツィオにチャンスを作られる場面もあったものの、最後まで得点を許さなかった。
試合は2-0で終了。ミランがホームで快勝し、2試合連続の完封勝利を収めた。ミランは3勝2敗の勝ち点9で、暫定3位に浮上。次節は25日、フィオレンティーナとアウェーで対戦する。一方のラツィオは次節、同日にエンポリをホームに迎える。