首脳陣との確執により、サンプドリア退団を有力視されているカッサーノ [写真]=Getty Images
サンプドリアに所属するイタリア代表FWアントニオ・カッサーノが現役を引退するという憶測が飛び交い始めている。同選手はサンプドリアを戦力外となり、新天地候補はセリエBのヴィルトゥス・エンテッラのみとなっているようだ。イタリアメディア『tuttomercatoweb.com』が15日に報じている。
サンプドリアの首脳陣との確執を報じられているカッサーノ。イタリアメディア『Sky』が7月13日に報じた時点では同クラブ残留の可能性もあったようだが、現在は退団が有力と見られている。
カッサーノは「問題はサンプドリアの首脳陣にある。自分はクラブとサポーターを愛している。残るのは幸せなことだ。自分が愛し、自分の家のようなクラブでレギュラーから外れたが、クラブを去る理由などない。このクラブに戻るために全てのことをしたんだ」と『Sky』のインタビューでコメント。サンプドリアへの愛情を強調していたが、もはや同クラブに留まる可能性はないようだ。
報道によると、カッサーノの獲得に名乗りを挙げているセリエAのクラブは現時点では1つもない。一時は古巣バーリへの復帰の可能性が報じられたが、同クラブのコスモ・ジャンカスプロ会長がすぐに獲得の意思がないことを表明している。現在は、サンプドリアと同じリグーリア州に本拠地を構えるセリエBのヴィルトゥス・エンテッラが唯一の移籍先候補として浮上しているようだ。
サンプドリア残留の可能性が極めて低くなり、移籍先候補がセリエBのクラブのみとなったカッサーノ。2部リーグへの移籍を選ばず、現役を引退するのではないかという憶測も飛び交い始めている。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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