ラツィオの指揮官をわずか2日で退任したビエルサ氏 [写真]=Getty Images
ラツィオ新監督就任発表からわずか2日で退任したアルゼンチン人のマルセロ・ビエルサ氏が、クラブに契約解除を申し入れた理由について声明を発表した。アルゼンチンメディア『Telam』が8日に伝えた。
ビエルサ氏は6日にラツィオの監督に就任することが発表されたが、わずか2日後の8日に退任。以前から噂されていた母国アルゼンチン代表の指揮官へ復帰することを優先し、契約解除を申し入れたと見られていたが、同氏はクラブとの“約束”が守られなかったため、辞任を決断したという。
「4週間も話し合いを行ってきたが、クラウディオ・ロティート会長も承認した7人の補強のうち、誰一人として獲得できていなかった。昨シーズンのチームから18人も放出したことを考慮すると補強は必要なことだ」
「プレシーズンのトレーニングに参加させるため、7月5日までに少なくとも4選手を補強することは、この任務を進めるための必要条件として合意していた。私のワークスタイルでは、選手がそろって練習を行うことが必要だ」
また、今後については「他のオファーは届いていない」とコメント。現段階では、アルゼンチン代表の監督就任の打診はないようだ。
なお、ラツィオ側はビエルサ氏に損害賠償を請求する意向で、弁護士事務所を通じて11日にも訴えを提起するという。
By サッカーキング編集部
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