ゴールを喜ぶミランの選手たち [写真]=Getty Images
セリエA第33節が17日に行われ、サンプドリアと日本代表MF本田圭佑が所属するミランが対戦した。
14位サンプドリアが6位ミランをホームに迎えての一戦。ミランは前節ユヴェントスに敗れて5試合白星から遠ざかると、12日にシニシャ・ミハイロヴィッチ監督の解任を決断。ユースを率いていたクリスティアン・ブロッキ氏が新指揮官に就任した。初陣に臨むブロッキ監督は前節から1名を変更。MFアンドレア・ベルトラッチが起用され、本田はベンチスタートとなった。

ベンチスタートとなった本田圭佑 [写真]=Getty Images
ファーストシュートはミラン。開始5分にエリア手前左でFKを得ると、マリオ・バロテッリが直接狙ったが、ここは枠の上に外れた。さらに7分、エリア手前中央でパスを受けたカルロス・バッカがDFをかわして右足でミドル。だが、強烈なシュートはわずかにゴール右へ逸れた。
サンプドリアは25分、右サイドから攻撃を仕掛けるとエリア内右でパスを受けたフェルナンドがワントラップからバイシクルで狙う。このシュートがファーサイドに流れたところをドドが押し込んでネットを揺らしたが、ここはオフサイドの判定で得点は認められなかった。
32分にはミランにビッグチャンス。右サイドからゴール前にクロスが入ると、バッカが右足で合わせたが、GKエミリアーノ・ヴィヴィアーノが至近距離からのシュートを弾き返し、ゴールを割らせない。結局互いに無得点のままハーフタイムを迎えた。
後半に入り54分、ミランはベルトラッチに代えてアンドレア・ポーリを投入した。63分、ミランはスルーパスでエリア内左に抜け出したバッカがGKと1対1に。バッカは右足のラボーナでシュートを放ったが、ここはGKに阻まれてしまった。
試合が動いたのは71分。右サイドから攻撃を仕掛けたミランはジャコモ・ボナヴェントゥーラがドリブルでエリア内右に侵入。折り返しを受けたバッカが右足のシュートをゴール左隅に決めて先制に成功した。

先制ゴールを挙げたミランFWバッカ [写真]=Getty Images
追加点を狙うミランは81分、バッカを下げてジェレミー・メネズをピッチへ送り出した。さらに終盤の88分にボナヴェントゥーラに代えてケヴィン・プリンス・ボアテングを投入し交代枠を使い切る。
終盤はサンプドリアが相手陣内に押し込んだが決定機を作り出すまでは至らず、試合は1-0のまま終了。ミランがブロッキ新監督の初陣を勝利で飾り、リーグ戦6試合ぶりの白星を手にした。なお、本田に出場機会は訪れなかった。
次節、サンプドリアは20日に敵地でサッスオーロと、ミランは21日にホームでカルピと対戦する。
【得点者】
0-1 71分 カルロス・バッカ(ミラン)