2016.04.08

「桜の木のように」…契約延長を勝ち取った長友「輝く日々が来ると信じてた」

長友佑都
記者会見に出席したインテルDF長友佑都 [写真]=Inter via Getty Images
サッカー総合情報サイト

 インテルは8日、日本代表DF長友佑都との契約を2019年6月30日まで延長したことを発表した。記者会見に出席した長友が感謝の気持ちやクラブへの愛情を語っている。

 在籍6年目を迎えた今シーズンは序盤から出場機会が少なく、開幕前から続いた退団の噂が後を絶たなかった。それでも徐々にロベルト・マンチーニ監督の信頼を取り戻して契約延長を勝ち取った長友は、「まずクラブに感謝していることを言いたいです。(エリック)トヒル会長とマンチーニ監督、(ハビエル)サネッティ副会長にもお礼を言いたいです。もちろん、チームメイト、ティフォージ(サポーター)にも。また、特別に家族へ感謝の言葉を送りたいです。自分を本当によく支えてくれました」とクラブ関係者やファン、家族に感謝の言葉を述べた。

 1月の移籍市場ではマンチェスター・Uからのオファーを断って残留を決断した。「ここ(インテル)に残れて、とても満足しています。いつもこのクラブで、このユニフォームを着てプレーし続けたいと願っていました。誇りに思っています」と喜びを語ると、「(移籍は)全く考えたことはないです。このチームでベストを尽くしたい。そして自分たちの目標に到達したいです」とコメント。

「5年間ここにいて、常にみんなが僕によくしてくれた。今は多くの選手がイングランドへ行くことを望むようですが、僕は違うんです。僕はイタリアが大好きだし、ネラッズーロ(黒と青)の居心地がとってもいい。頭のなかにインテル以外の選択肢はなかったです。(僕自身が)このチームが大好きだということと、チームメイト、サポーターが僕を愛してくれているというのをすごく感じているんです。ですから他のチームに行くという選択肢はありませんでした」と、改めてクラブへの愛情を示している。

 チームメイトとの関係については、「以前は(アントニオ)カッサーノ、サネッティ、(マルコ)マテラッツィがいました。僕はもはやナポリ人になったようなものですね」と話して会場の笑いを誘い、「全員とうまくいっています。全員です。一人の名前を挙げることはできませんね」と良好な関係を築いていると述べた。

 また、3年間の契約延長はクラブ側からの提示だったと説明し、「長い間インテルにいたいという気持ちがあったんで、すぐにオファーを受け入れました。5年間いてプラス3年間ということで、これ以上の大きな評価はなかなかないと思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです。僕はインテルにいる期間が一番長いので、その責任感はあります」と明かした長友は、「チームとしてはチャンピオンズリーグ(CL)に出ること。僕の大きな夢は世界一なんで、やっぱり3年間のうちにCLで優勝したいですし、セリエAでも優勝したい。そのために努力したいと思います」と目標を語った。

 そして、「(今シーズンは)本当に厳しい状況でした。今シーズンが始まった頃は特にそうでしたね」と契約延長に至るまでの苦労を振り返ると、「ただ、自分ならレギュラーを取り返せるという自信は圧倒的にあって、それでインテルに残ろうという選択をしました。今は桜の時期ですけれど、個人的には桜の木が好きなんです。桜の木はどんな状況でも、どんな風が吹いても、嵐が来ても常に耐えて、自分が輝く日を待っている。僕はその気持ちが大切だと思っていて、どんな時もこれを耐えて輝く日々が来ると信じていました。また次の3年間で壁もあるでしょうし、苦しい時もあると思います。ただ、自分の夢をしっかりと持って、自分の夢を叶えるために日々努力することだけを考えてやっていきます」と、新たに待ち受けるであろう試練にも「世界一になる」という夢を持って挑んでいくという姿勢を示した。

 最後に、契約更新までに時間がかかった理由を尋ねられた長友は、「もう何カ月も前から何て言いますか…あの、日本語が出てこなくて…『eravamo d’accordo(イタリア語で合意に達していた)』だから…(イタリア語で)日本語を忘れてしまったよ!」と再び会場を笑わせ、記者から『合意です』とフォローが入ると、「合意です、合意! コッパ・イタリアとかセリエAとか、日本代表の試合もあったので、その後で契約を交わそうということでした。ですから(契約延長は)かなり前に決まっていました」と、数カ月前から合意に達していたことを明かしている。

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