コッパ・イタリアのユヴェントス戦にフル出場した長友佑都 [写真]=Getty Images
コッパ・イタリア準決勝セカンドレグが2日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルとユヴェントスが対戦した。長友は左サイドバックで先発出場している。
1月27日に行われたファーストレグでは、前回覇者のユヴェントスがスペイン代表FWアルバロ・モラタの2ゴールなどで3-0の快勝を収め、2シーズン連続の決勝進出に王手をかけている。両チームは2月28日に行われたセリエA第27節でも対戦。同試合もユヴェントスが2-0で制していた。中2日での対戦ということもあり、両チームともに先発メンバーを入れ替え、インテルはGKファン・パブロ・カリッソや長友、DFダヴィデ・サントンらがスタメン入り。ユヴェントスはGKネト、DFダニエレ・ルガーニ、イタリア代表FWシモーネ・ザザ、モラタらが先発メンバーに名を連ねた。
試合は3点が必要なインテルが序盤から積極的に攻める。10分、中盤でボールを持ったイヴァン・ペリシッチが左足でミドルシュートを狙ったが、ここは枠の右に外れた。
前線から果敢なプレスをかけ、ユヴェントスを苦しめるインテル。17分、ユヴェントスのレオナルド・ボヌッチがGKネトへバックパスを出すと、ネトは自陣エリア手前のエルナネスへパス。これを狙っていたガリー・メデルがファウルすれすれのプレーでボールを奪うと、メデルからパスを受けたマルセロ・ブロゾヴィッチが右足で決め、インテルが先制に成功した。
続く25分、インテルが前線でボールを奪いカウンターを仕掛けると、エデルからパスを受けたアデム・リャイッチがエリア内左から右足シュートを狙ったが、ここはクロスバーに阻まれた。前半はインテルがユヴェントスにほとんどチャンスを作らせることなく、1-0でハーフタイムを迎えた。
インテルは後半からジョフレイ・コンドグビアを下げ、ジョナタン・ビアビアニーを投入する。後半立ち上がりの49分、再びインテルがゴールに迫る。リャイッチとのワンツーから抜けだしたエデルが右サイドを攻め上がると、ゴール前に折り返しのボールを入れる。これをファーサイドでフリーになっていたペリシッチが押し込み、インテルが追加点を奪った。インテルはあと1点を加えれば2試合合計スコアで同点。もう2点で逆転となる。
ここまでなかなかチャンスを作れないでいたユヴェントス。54分にモラタからパスを受けたザザが最終ラインの裏に抜け出し、GKと一対一となる。ザザが右足で狙ったが、ここは右ポストを直撃。貴重なアウェーゴールのチャンスを逃してしまった。
流れを戻したいユヴェントスは55分にシュテファン・リヒトシュタイナーを下げてアンドレア・バルザーリを投入し、4バックから3バックのシステムに変更する。一方、インテルは75分にリャイッチを下げてロドリゴ・パラシオを投入。さらに攻勢を強める。
その後もインテルが猛攻を続ける。81分、左サイドで後方からのロングボールを受けたペリシッチがドリブルでエリア内に進入する。これをルガーニが後ろから倒してしまい、インテルがPKを獲得する。キッカーのブロゾヴィッチがゴール右下に蹴りこむ。GKネトが反応したが、ボールはネットを揺らした。苦しくなったユヴェントスは86分にクワドォー・アサモアを下げてポール・ポグバをピッチに入れた。
試合終了間際の89分、インテルは左サイドから攻め込む。長友、パラシオとつなぎ、パラシオが右足でクロスを入れる。ニアに飛び込んだペリシッチが合わせたが、ここはGKネトがビッグセーブでチームを救った。試合はインテルが3点差を追いつき、延長戦に持ち込んだ。
延長に入ってもインテルの勢いは止まらない。95分、右サイドをビアビアニーがドリブルを仕掛けると、ボールを受けたエデルがクロスを供給。ファーサイドのペリシッチが頭で合わせたが、GKネトがなんとか弾き出した。
ポグバの投入で徐々にボールを持つ時間が増えたユヴェントス。100分、フアン・クアドラードが前線にロングボールを入れると、ザザが反応して相手DFと競り合う。競り勝ったザザがエリア内左で倒れ込みながらシュートを狙ったが、ここは惜しくも枠の右に外れてしまった。続く107分、ユヴェントスが左CKを獲得すると、クアドラードのクロスからポグバが左足ボレーで狙ったが、ここはわずかに枠の左へ外れてしまった。
インテルは113分にエデルが負傷交代となり、レイ・マナイが投入された。延長後半アディショナルタイム1分、ユヴェントスがビッグチャンスを迎える。クアドラードが右サイドからグラウンダーのボールを入れると、ザザが触れたボールがエリア手前左のモラタの元へ転がる。モラタが右足シュートを狙ったが、ここはGKカリッソがビッグセーブ。こぼれ球をクアドラードが拾い、再度クロスを入れたが、モラタのヘディングはカリッソがセーブした。結局120分でも決着がつかず、試合の行方はPK戦に委ねられた。
PK戦は互いに一人ずつが決め、先攻ユヴェントス2人目のザザは成功。一方、インテルのパラシオが失敗する。3人目、4人目も互いに成功させた。迎えたユヴェントスの5人目ボヌッチが成功させ、ユヴェントスがPK戦5-3でインテルを下し、2シーズン連続の決勝進出を果たした。なお、長友は120分間フル出場を果たし、PK戦でも4人目として成功させている。
決勝は5月21日にローマ・スタディオ・オリンピコで行われ、ユヴェントスは日本代表FW本田圭佑が所属するミランと対戦する。
【スコア】
インテル 3-0(2試合合計スコア:3-3) ユヴェントス
※PK戦3-5により、ユヴェントスが決勝進出
【得点者】
1-0 17分 マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
2-0 48分 イヴァン・ペリシッチ(インテル)
3-0 81分 マルセロ・ブロゾヴィッチ(PK)(インテル)
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