ヴェローナに所属する元イタリア代表FWトーニ [写真]=Getty Images
イタリアメディア『Tuttosport』は「ヴェローナに所属している元イタリア代表FWルカ・トーニは、引退報道を否定した」と報じた。
今年39歳になるルカ・トーニ。先日は「今シーズン限りで現役を引退しヴェローナのディレクターになる予定だ」という報道が出て大きな話題になった。しかし、6日に控えるセリエA第18節、古巣ユヴェントスとの試合に向けたインタビューにおいて、本人はその報道の内容を否定。現在は何も決断は下していない状況にあり、もしかしたら2017年までやるかもしれないと答えている。
「誰もが『ルカ・トーニがヴェローナのディレクターになるための契約を結んだ』と言っているが、真実を言えば僕はまだサッカー選手だ。そして、僕はまだ決断もしていない。6月に現役を引退するのか、それとも2017年にもやるのかはね」
「僕はこの4年間引退を検討してきた。そして、おそらく4月には決断をするだろう。自分に何度も問いかけるだろうね。このシーズンはどうか、そしてどのような感じか。チャレンジを続けるのか。全ては自分自身にかかっている」
「監督になりたいか? いいや。それはあまりにもストレスが溜まる仕事だね。僕はかつてのチームメイトがそこからすぐに離れていくのを見てきたからね」
また、2011年1月から2012年1月まで1年間過ごしたユヴェントスについては、次のように語った。
「対戦するならクリスマスの後の方が良かったな、上手く行けば彼らも気を取られているかもしれないからね。ユヴェントスは明らかに強いよ。しかし、我々も彼らに問題を引き起こさせることは出来る」
「僕はマリオ・マンジュキッチが好きだ。僕のようなクラシカルなストライカーだね。今の流行は『偽9番』だけど、大きなストライカーはチームが苦しいときの救い方を知っているんだ。彼は見ていて面白い選手ではないかもしれないが、ゴールも、アシストも、ハードワークも出来る。誰よりも多くのことをやれる。偉大なストライカーなら20ゴールは必要だ。少なくとも4~5シーズンはね。僕は、3回転してバックヒールで10点獲る選手よりも、泥臭い20点を決める選手の方が好きだ」
「ユヴェントスが懐かしいのは本当だ。ビッグクラブにいたわけだし、もっと長く残れれば喜ぶべきことだった。まだ首脳陣とは強い関係もあるしね。アントニオ・コンテがやってきた時、彼には異なる考え方があった。そして僕は退団を選んだ。それは残念なことだよ。僕は自分を証明する機会を得られなかったからね。しかし、コーチというのは異なるスタイルを好むこともあるものだ」
(提供:Qoly)