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早くもシーズンの正念場を迎えたローマ…OBを指揮官抜擢の可能性も

前節のアタランタ戦に敗れたローマ [写真]=Getty Images

 ローマが危機に立たされている。セリエA第12節のローマ・ダービーで2-0と勝利を挙げてから2週間、3試合で勝ち星に恵まれていない。先月24日のチャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦では6-1と信じられないような大敗を喫した。そして同29日のセリエA第14節のホームでのアタランタ戦にも0-2とまさかの敗戦。現在はセリエAで4位だが、ローマと反対に直近5試合で5連勝のユヴェントスがじわじわと順位を上げており、暫定的に勝点で並ばれた。

 こういうチームが不振に陥ると、監督の責任とされる場合が多い。今回もリュディ・ガルシア監督の采配について疑問の声が上がっている。それどころか、すでにCLグループステージを通過できなかった場合は解任の可能性もある、と一部スポーツ紙が報じているほどだ。運命を分けるのは 9日のCL最終戦で、現在Eグループ2位のローマが決勝トーナメントに進出できるかどうか。

 ローマのマウロ・バルディッソーニGM(ゼネラル・マネジャー)は「監督は選手と同様に結果で評価される。ただそれは毎日曜ごとではない。長い目で見た結果、ということだ」とコメント。ガルシア監督は2018年6月末まで契約が残っており、先は長い。同監督はアタランタ戦のあと「辞任はしない。怒りも失望もあるが、諦めはしない」と辞任を否定している。また、バルセロナ戦の大敗が影響した結果ではないとしている。

 次の監督候補として浮上しているのが、サッスオーロのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督だ。中田英寿氏らとともにローマでプレーし、2000-01年に当時のファビオ・カペッロ監督の下でスクデットを勝ち取った。監督としてはサッスオーロをセリエBからAに昇格させて、今シーズンは6位と大健闘している。ローマのフロントはディ・フランチェスコ監督の攻撃的でスペクタクルなサッカーに大きな魅力を感じているようだ。

 そのディ・フランチェスコ監督は今月1日のフィオレンティーナ戦後、ローマの次期監督候補についての質問に次のように答えている。「うれしいことだね。でも偉大なガルシア監督にいい仕事をさせてあげたい。現時点でチャンピオンズリーグとスクデット獲得のチャンスの過程にあるのだから」と控えめに語った。

 監督が誰の時代でも“大勝”、“大敗”が伝統になってしまっているローマ。今シーズン、セリエAの14試合で17失点と、昨年の同時期11失点と比べても守備面での課題が残る。スポーツ・ディレクターのヴァルテル・サバティーニ氏は「ガルシアは解任の対象ではない。(ジェームズ)パロッタ会長? 数日後、ローマにやってくるが、その問題を話しあうためではない」と否定している。ローマにとってもガルシア監督にとっても今が正念場だ。

文=赤星敬子

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