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無敗のインテル、強さの秘密とは? フィオレンティーナとの上位対決は必見

大型補強を実施したインテル。開幕5連勝で首位に立つ [写真]=Getty Images

 セリエA開幕から1カ月でついに1、2位チームの直接対決が27日に行なわれる。1966年以来、約50年ぶりに開幕5連勝中のインテルと、パウロ・ソウザ監督の新体制になったフィオレンティーナがミラノのサン・シーロ・スタジアムでぶつかる。インテルが勝ち点15、フィオレンテイーナが勝ち点12とその差は3ポイントだけに、イタリア中からの注目が集まっている。

 今シーズンのこれまでのネガティブなサプライズはスクデット候補筆頭のユヴェントスの不振ぶりだ。第5節ではホームでアディショナルタイムにフロジノーネに同点にされるなど、信じられない結果となった。そしてもちろん、ポジティブなサプライズはロベルト・マンチーニ監督が数多くの選手獲得をフロントに強く要求し、チームを大改革したインテルだ。

 その秘訣は昨年と比べるとレギュラー組の顔ぶれが半分以上変わっており、それらの選手がマンチーニ・イズムをしっかりと把握している点だろう。強固なディフェンス陣と、攻撃面でのバラエティーさ。5試合で許した得点はカルピ戦での1点とほぼ完璧に近い。GKサミール・ハンダノヴィッチと両サイド・バックのフアン・ジェズスとダヴィデ・サントンは残留組で、同監督はその中に昨シーズンは中盤の底でプレーしていたガリー・メデルをセンター・バックとして加えた。これが功を奏し、第3節のミラノ・ダービー以外は安定した守りを見せているのがわかる。新加入のアレックス・テレスは攻めの面でもセットプレーに関わり、場面によってはキー・プレーを見せている。

 そして攻撃に関わるトップと中盤の選手ではキャプテンのマウロ・イカルディとフレディ・グアリン以外、主要メンバーでピッチに立つのはほとんどが移籍組だ。開幕からチームの3得点を続けざまに叩きだしたステヴァン・ヨヴェティッチの後は、グアリン、イカルディ、フェリペ・メロと試合ごとにヒーローが変わった。これまで5試合のうち3試合を観戦したが、現場で感じるのはダントツに強く勢いのあるというものではない。試合結果が全て1点差というスコアでわかる通り、手堅く守って僅差で勝つというしぶとさだ。

 昨シーズンのイカルディのように攻撃面でのゴールラッシュの選手はいない、という指摘もある。しかしどこからでも点が取れるというのは強味になる。メルカート締め切りギリギリに鳴り物入りでインテル入りしたイヴァン・ペリシッチが、まだ期待に応えられていない感はあるものの今後、新旧の選手をうまく融合させている同監督なだけに様子を見たい。

 フィオレンティーナのP・ソウザ監督もシーズン前から十分な準備時間を与えられ、落ち着いた状況の中で新生ヴィオラを作り上げた。直接対決は今シーズン最も注目を浴びている監督同士の頭脳戦にもなる。目が離せない素晴らしい試合内容を期待したい。

文=赤星敬子

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