バロテッリ(左)の獲得を考えていたと明かしたファーガソン氏(右) [写真]=Getty Images
元マンチェスター・U監督のアレックス・ファーガソン氏が、過去に日本代表FW本田圭佑が所属するミランのFWマリオ・バロテッリを獲得しようとしていたことを自著『リーディング』のなかで明かした。21日付のイギリス紙『デイリー・メール』が報じている。
現在ミランでプレーするバロテッリは、昨シーズン所属したリヴァプールでプレミアリーグ16試合に出場し、わずか1ゴールしか挙げられなかった。プレー面よりもプライベートで目立つことが多く、批判を受けた同選手は今シーズンから再びミランへの復帰を果たしている。
若手時代には非凡な才能を持っていると評されていたバロテッリについて、ファーガソン氏は「実を言うと2010年にバロテッリの獲得を試みた。才能はあったが、物議を醸すイタリア人ストライカーだった。イタリアの関係者とも連絡を取ったが、調査の結果として私は彼がリスクの高過ぎる買い物だと思いやめたんだ」と、獲得を諦めたことを明かした。
続けて「私は彼にプロとしての規律が備わっているかは知らない。ただ、とにかく私にとって(獲得を取りやめたことは)いい結果につながった」とコメントしている。
バロテッリは2010年にライバルのマンチェスター・Cへ加入し、プレミアリーグ制覇やFAカップ優勝などを経験した。