2015.08.22

開幕迎えるセリエA、5連覇狙うユーヴェが抜け出すか…優勝争いの行方を占う

ユヴェントス
国内で無敵を誇り、昨季リーグ4連覇を達成したユヴェントス [写真]=Getty Images
イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

文=赤星敬子

 今シーズンのセリエAはやはり、ユヴェントス、ラツィオ、ローマ、ミラン、ナポリが上位争いをするとみられる。中でもユヴェントスはダントツの安定感がある。また最も不安なのがインテルだ。まずユヴェントスから見てみたい。

 メルカートで早々とアルゼンチン代表FWカルロス・テベスとチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルという攻撃面での主力選手を放出したユヴェントス。しかしパレルモから若く生きのいい21歳のFWパウロ・ディバラらを獲得した。キャンプ中に、スペイン代表FWアルバロ・モラタ、ドイツ代表MFサミ・ケディラ、そしてイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニと主力選手が故障で戦線離脱したが、その影響を感じさせることなく、上海で行なわれたイタリア・スーパーカップでラツィオに勝ち、今シーズン初のタイトルを手にした。攻撃的面では今年から10番をつけるフランス代表MFポール・ポグバやモラタ、ディバラら若い選手が中心となりそう。だが守備陣ではイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン、キエッリーニ、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ、同DFアンドレア・バルザーリ、スイス代表DFステファン・リヒトシュタイナーら100試合以上の出場経験を持つベテランがチームを支える。スクデット獲得の第一候補だ。

 それを追うのがナポリ、ローマ、ラツィオか。ラツィオはメルカートで大きな選手の入れ替えをすることなく、昨年と同じレギューラー陣でシーズンに臨むのが自信の現れだ。ナポリは、マウリツィオ・サーリ監督が個性的な選手たちをどう率いていくかが見どころでもある。地方クラブのエンポリからヨーロッパ・レベルのナポリというクラブに来て、監督としての手腕が問われる一年になる。ローマは3トップにボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表FWエディン・ジェコ、エジプト代表FWモハメド・サラーら新しい選手を投入して、昨シーズンのリベンジに燃えている。フィオレンティーナは14人もの選手を放出し、チームの大々的な改造をした。パウロ・ソウザ監督となり、心機一転でチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指す。

 ミランは今のところ、シニシャ・ミハイロヴィッチ監督がうまくチームを作り上げてきているようだ。日本代表FW本田圭佑にとっては序盤、かなり厳しいレギュラー争いとなるだろう。一方のインテルはかなり心配だ。メルカートで早々とディフェンスの選手を獲得したものの、多くの選手の譲渡話が出ていてもまとまっていない。そこに日本代表DF長友佑都も含まれる。今年早々、ロベルト・マンチーニ監督が自ら強く希望して獲ったスイス代表MFジェルダン・シャキリや、中盤の核であるクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチを出したりと、選手層の入れ替えをしたい意向なのだろうが、得点力もなく練習試合では海外の格下チームに負けている。プレシーズンマッチの結果は参考にならないとか、インテリスタの間では「シーズン前の成績が悪いほどシーズンではいい結果が出る」というジンクス? もあるようなので、こればかりはふたを開けてみないとわからない。ただ現状ではあまり希望が持てないのではないか。

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