2015.08.14

試練を迎えるナポリFWガッビアディーニ、代理人がクラブを挑発

ガッビアディーニ
ナポリに所属するガッビアディーニ [写真]=Getty Images
イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

文=赤星敬子

 2014-15シーズンを5位で終えたナポリは、今シーズンからマウリツィオ・サーリ監督体制になったが、攻撃的MFからFWの役割を与えられているマノロ・ガッビアディーニが苦しんでいる。

 2015年1月、ガッビアディーニはサンプドリアからナポリに移籍して8得点を挙げた。新天地での順調なスタートとみられたが、今夏のキャンプ期間中はコンディションニング作りがうまくいっておらず、体も絞りきれていない様子だ。8日に行われたポルトとの練習試合でも、4-3-1-2の2トップの一角としてスタメン出場したが、中盤寄りのプレーに留まり、戸惑いが感じられた。

 これにやきもきしているのが、代理人のシルヴィオ・パリアーリ氏だ。ガッビアディーニはこれまでの練習試合5試合で、先発が3回と微妙な立場にいる。「現状況に関して、心配している。自分のポジションをリスペクトしている人間がベンチに座らされているのを見るのは忍びない。もし今のようなことが続くなら、私も言わせてもらう。メルカートは長いし、このような居心地の悪い立場から抜け出させてやりたい」と、ナポリから出て行く覚悟があると言い切ったのだ。

 レギュラー争いに苦戦するのは明らかで、サーリ監督もどのようにガッビアディーニを活かすのか解決策を見つけるのに苦労するだろう。ガッビアディーニがナポリに来た時の移籍金は1100万ユーロ(約14億8000万円)だったと推測された。パリアーリ氏は「私はすでにクラブ側に『マノロにとって重要なシーズンになる。昨シーズンは(サンプドリア時代含め)20点近くを決めた。こんなイタリア人はいない。昨シーズンのようなターンオーバー制がナポリをダメにした』と言った」と、怒りをあらわにしている。

 そしてまた「クラブは重大な金額のオファーも断った」と明かす。というのは、インテルが2000万ユーロ(約27億円)という条件で獲得の意思を示していた。だが、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、あっさりこれを断った。パリアーリ氏は「ナポリの6カ月間で、マノロは選手としての価値の高さを証明した。議論の余地もないほどだった」と力説した。

 ここまで順調に成長し、イタリア代表の将来を担うほどの期待を集めている23歳のガッビアディーニ。今シーズンはレギュラー争いで初めての大きな壁にぶちあたるかもしれない。しかしその試練を乗り越えた時、ワンランク上の真の一流プレーヤーとして認知されることになるだろう。

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