2015.08.07

敏腕トレーナー招へい、暑さとの戦い、国外遠征…セリエAのキャンプ事情

本田圭佑
遠征先の中国でトレーニングするミラン所属の本田圭佑 [写真]=ChinaFotoPress via Getty Images
イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

文=赤星敬子

 セリエAの各チームは8月22日に開幕する2015-16シーズンに向けて、キャンプで汗を流している。インテルやミラン、そしてローマなどは中国やオーストラリアで欧州のビッグクラブとのプレシーズンマッチを実施した。そんなチームがどんなキャンプ生活を送っているのかを紹介したい。

 だいたいのパターンは、起床は午前8時頃で朝食の後、フィジカル中心の練習を昼までにこなす。ランチ後は3時間ほど体を休ませ、午後5時ごろから、今度は実践的な練習に入る。ミニゲームや練習試合が組み込まれるのはこの夕方頃だ。その後、全員で夕食となり、午後10時ごろに就寝となる。

 この夏からスタッフに新しい人物が加わったローマに注目している。ルディ・ガルシア監督になって3シーズン目。昨シーズンが期待外れな内容に終わり、根本的な改革を、とカナダ人のフィジカルトレーナー、ダーシー・ノーマン氏が加わった。昨年のブラジル・ワールドカップで優勝したドイツ代表に帯同していたという経歴から期待が高まる。自身もスキー選手、陸上競技、自転車競技などの経験があり、新しい方法でチームを改革している。

 トレーニング中だけではない。選手たちが休んでいる間、手首にブレスレット型の心臓周波数計を巻いて、睡眠の質を調べ、個人の生活習慣で体の80%が作られるという考えから、栄養の質のために厳選した食品の摂取を促している。イースト菌の入ったものは禁止で、ローファットの牛乳、ギリシャヨーグルト、生ハム、バルメザンチーズ、茹でた野菜やトマトスパゲティなどを推奨している。

 ほとんどのチームはオーストリアの国境に近い山間の避暑地をキャンプ地に選んでいる。しかしユヴェントスはトリノ郊外のヴィノーヴォという通常の練習場を、ミランは中国遠征前までミラノ郊外の練習場ミラネッロで体を絞りこんでいた。連日、最高気温が35度前後という猛暑が7月は連日続いたイタリア。夕方になってもモワッとした空気が漂い、じっとしていても汗が流れるほど。選手たちにとって、たまったものではなかっただろう。

 ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は“レモンを搾り取るように”選手たちを指導し、叱咤し続けているという。練習中に水を補給するときも「歩いていいとは言っていないぞ。ゆっくり走れ」と声をかける。アグレッシブ、ダイナミックであれ、がモットーだ。15日にはコッパ・イタリアのゲームが行われる。ユヴェントスも7日に上海でイタリア・スーパーカップが控えている。セリエA開幕まであと少しだ。

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