2014年1月にユヴェントスを訪問したトレゼゲ [写真]=Getty Images
元フランス代表FWダヴィド・トレゼゲは20日、自身の公式フェイスブックを更新し、現役を引退することを発表した。また、合わせて古巣ユヴェントスの幹部入りを予定しているとも述べている。
現在37歳のトレゼゲは、アルゼンチン人の両親の下フランスのルーアンで生まれる。1994年に17歳でアルゼンチンのプラセンテでプロデビューを果たし、これがモナコのスカウトの目に止まり、フランスに戻ることになる。モナコでは97-98シーズンから3年連続で2桁得点、99-00シーズンには得点王を獲得し、イタリアの名門ユヴェントスへ移籍。02年にはセリエA得点王とリーグMVPを獲得していた。
1998年に初出場したフランス代表では、同年に行われたフランス・ワールドカップの優勝メンバーにも名を連ね、2年後のユーロ2000決勝では延長戦でゴールデンゴールを決め、同国の優勝に貢献した。
2010年8月にユヴェントスとの契約を解除すると、その後はスペインのエルクレス、UAEのバニーヤースを経て、第2の故郷であるアルゼンチンの強豪リーベル・プレートに移籍。13年からはニューウェルス・オールドボーイズにレンタルされ、2014年7月に加入したインドスーパーリーグのFCプネー・シティが現役最後のクラブとなった。
同日付のイタリア紙『トゥットスポルト』は、トレゼゲが数日中にトリノ入りしユヴェントスとの会談の末、正式にクラブの幹部に就任すると予想している。また具体的な役職は明らかにされていないが、元同僚のパヴェル・ネドヴェド氏の下でクラブ大使を務めると報じられている。