2014.12.23

粘りを見せたナポリがPK戦の末ユーヴェ下し、スーペルコッパ制覇

ナポリ
優勝を喜ぶナポリの選手たち [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 2013-14シーズンのセリエA王者ユヴェントスと、13-14年シーズンのコッパ・イタリア王者ナポリにより争われる、スーペルコッパ・イタリアが22日にドーハで行われた。

 今シーズンもセリエAの首位を走るユヴェントスと、不安定なシーズンをおくるナポリ。両チームにとっては2014年の最後の公式戦となり、高いモチベーションで臨んだ。ユヴェントスは今シーズン途中から採用した「4-3-1-2」のフォーメーションで、ポール・ポグバ、アルトゥーロ・ビダル、カルロス・テベスらベストメンバーを揃えてきた。一方のナポリはゴンサロ・イグアインをワントップに置いた、「4-2-3-1」のフォーメーションでユヴェントスを迎え撃つ。

 最初にシュートを放ったのはナポリだった。3分、右コーナーキックを得ると、ジョナサン・デ・グズマンのクロスボールを、ニアで合わせたのはマレク・ハムシク。しかしボールはわずかに外れた。

 しかし、立ち上がりにナポリは大きなミスを犯してしまう。5分、中盤でダビド・ロペスがヘディングでのバックパスを送るも少し短くなる。テベスが一度触れたボールは、カリドゥ・クリバリとラウール・アルビオルの間に入り、慌てて目測を誤った両ディフェンスは、味方同士で競り合い衝突。こぼれ球を拾ったテベスが、キーパーとの一対一を軽々と決め、ユヴェントスが早々に先制している。

 痛恨の失点を喫したナポリは12分、前線でボールを受けたイグアイン、ホセ・カジェホン、デ・グズマンと繋ぎ、最後はハムシクがミドルシュートを狙うが、枠を外れてしまう。続く16分、ゴール前にロングボールが入ると、ジョルジョ・キエッリーニとハムシクが競り合い、ボールはハムシクの足元へ。軽くフェイントを入れて放ったシュートはキエッリーニの足をかすめ、ジャンルイジ・ブッフォンの守るゴールへ。しかし、ここはポストの鈍い音が響き、ユヴェントスは難を逃れた。

 少し押されかけたユヴェントスだが、大きなチャンスを得る。22分、ハーフウェイラインでボールを受けたアンドレア・ピルロが前線にロングパス。これをフェルナンド・ジョレンテが頭で落とし、テベスが強烈なボレーシュート。しかしここは、ラファエウがなんとか弾き返した。直後の23分にもペナルティエリア手前でパスを受けたテベスがシュート。ここもラファエウがサイドに弾く。37分にもワンツーで抜けだしたステファン・リヒトシュタイナーがシュートを放つが、ここもラファエルがセーブした。

 42分、ペナルティエリア左45度の角度から、イグアインが巻いたシュートを放つが、ここはブッフォンが横っ飛びでピンチをしのいだ。白熱の攻防が続いた前半は、1-0でユヴェントスがリードして折り返す。

 後半立ち上がりに大きなチャンスを得たのは、またしてもナポリだった。中央のハムシクから右斜めに長いスルーパスが出ると、パトリス・エヴラの裏を取られる形となり、カジェホンがキーパーと一対一に。しかし、低く鋭いシュートはわずかに左に外れた。さらに60分、ハムシクのパスからディフェンスの裏に抜け出たイグアインがループシュートを放つ。ブッフォンもボールを見送ることしか出来なかったが、ここもポストに阻まれた。

 攻め込みながらあと一歩崩せなかったナポリだが、遂に猛攻を実らせる。68分、デ・グスマンが左サイドを突破し、中央へクロスを上げると、頭で合わせたのはイグアイン。ナポリが同点に追い付くことに成功する。

 その後も互いにチャンスを作り迎えた90分、途中出場のロベルト・ペレイラ、ジョレンテと渡り、最後はテベスがシュート。しかしゴール左に外れて得点ならず、1-1で延長戦に突入することとなった。

 延長立ち上がりの96分、ユヴェントスはテベス、ポグバとダイレクトでつなぎ、ペレイラが切り返しからのシュート。しかし、ラファエウの好守に阻まれる。続く98分にも、テベスからパスを受けたジョレンテが、振り向きざまに左足を振りぬくが、ポスト左に外れてしまう。さらに100分、ペレイラのパスを受けたエヴラがペナルティエリアに侵入し、グラウンダーのクロス。一度ゴール前を横切ったボールを、ファーサイドのビダルが飛び込みシュートを放つが、クリバリがなんとかブロックしてしのぎ、1-1のまま延長戦後半に突入する。

 消耗戦となったこの試合、遂に均衡が破れる。中央でクラウディオ・マルキージオがボールを受け左に展開。エヴラへのボールは少しずれたが、必死に足を伸ばしポグバにつなぐ。ポグバは巧みなボールコントロールからディフェンスをかわし、中のテベスへとラストパス。テベスは身体を反転し、ゴール左隅にシュート。ラファエウが一歩も動けないコースに決まり、ユヴェントスが遂に勝ち越した。

 111分、ディフェンスの裏に抜けだしたイグアインがワントラップからのボレーシュート。しかしここは守護神ブッフォンがスーパーセーブでピンチを救った。

 このままユヴェントスが逃げ切ると思われた119分、ナポリはワンツーで抜けだしたワルテル・ガルガノがクロスを上げると、一度はディフェンスに阻まれたが、混戦となったこぼれ球をイグアインが押し込み、土壇場でナポリが試合を振り出しに戻し、PK戦に突入した。

 先行はナポリ。最初のキッカーは途中出場のジョルジーニョ。ここをブッフォンが横っ飛びでセーブ。後攻のユヴェントスは、テベスがポストに当ててしまう。2人目から5人目までは互いに沈め、サドンデスに突入する。6人目も互いに決めて迎えた7人目は互いにキーパーが好セーブ。ナポリの8人目のカジェホンを、ブッフォンが連続セーブしたが、ユヴェントスはペレイラが枠外に外してしまう。9人目のクリバリが決め、一方のユヴェントスはシモーネ・パドインがラファエウに止められてしまい勝負あり。ナポリがPK戦の末、スーペルコッパ・イタリアを制覇した。

【スコア】
ユヴェントス 2-2(PK5-6) ナポリ

【得点者】
1-0 5分 カルロス・テベス(ユヴェントス)
1-1 68分 ゴンサロ・イグアイン(ナポリ)
2-1 107分 カルロス・テベス(ユヴェントス)
2-2 119分 ゴンサロ・イグアイン(ナポリ)

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