スペイン代表入りを熱望するも追加招集から外れたFWジョレンテ(中央) [写真]=Getty Images AsiaPac
スペイン代表を率いるビセンテ・デル・ボスケ監督が5日、同代表メンバーに、バルセロナのスペイン人FWムニル・エル・アダディを追加招集した。ユヴェントスのスペイン人FWフェルナンド・ジョレンテは自身が追加招集されなかったことについて語っている。6日付のイタリア紙『トゥットスポルト』がコメントを伝えた。
スペイン代表は、チェルシー所属のFWジエゴ・コスタが左足ハムストリングを痛めて離脱。現在19歳でバルセロナBに所属するムニルの追加招集は話題を呼んでいた。一方で昨シーズン、初挑戦となったセリエAで16ゴールを挙げたが、惜しくもブラジル・ワールドカップのメンバーから落選したジョレンテ。D・コスタの代役には、ワールドカップメンバーの最終候補に入っていたジョレンテを推す声もあっただけに残念な知らせとなった。
現在スペインで開催されているバスケット・ボールのワールドカップ、スペイン代表対セネガル代表の試合を観戦に訪れていたジョレンテは報道に対し「スペインには多くの(D・コスタの)代役となる選手がいる。もちろん本当に僕は代表に戻りたいよ。でもそれはデル・ボスケが決めることだ。もしデル・ボスケがムニルを呼んだのなら、それは彼がそこにいるべきってことだよ」と代表復帰を強く望むものの、ムニルの追加招集には納得している様子だった。
しかし、所属チームのユヴェントスにとっては朗報となった。ヘラルド・マルティーノ新監督率いるアルゼンチン代表に招集されなかったFWカルロス・テベスらがチームに残ったため、ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督はジョレンテ、テベス、FWアルバロ・モラタを3トップの位置に置いた新戦術を試す絶好の機会となった。
ユヴェントスは14日、ホーム開幕戦となるセリエA第2節、ウディネーゼと対戦する。