フランクフルトは3月1日、ブンデスリーガ第24節でフライブルクと対戦する。フランクフルトに所属する日本代表MF堂安律にとっては、昨季までの3シーズンを過ごした古巣戦。そんなゲームを前に、堂安がフランクフルトの公式HPにて、同試合に向けた意気込みや、現在のチームでの役割などを語った。
前節終了時点で、フランクフルトの成績は8勝7分8敗で、勝ち点「31」を積み上げているが、これは9勝6分8敗で勝ち点「33」を獲得するフライブルクと非常に近い数字。実際、フランクフルトの順位は8位だが、フライブルクの順位はその上の7位。フランクフルトがこの試合に勝利すれば、両者の順位は入れ替わる。
古巣戦を前に、「かつてのチームメイトやコーチなど、旧友に会うのはいつも嬉しいものです」と語った堂安は、「昨季のゲーム(第34節/当時はフランクフルトが3-1で勝利)と同じように、両チームの順位はとても拮抗しているので、素直にワクワクしています。ただ、どうして今季も似た状況になっているのだろうと考えることはありますよ(笑)」と告白。「今はフランクフルトでプレーしているので、絶対に勝ちたい。勝ち点3を獲得したいです」と意気込んだ。

昨季の第34節、堂安はフライブルクの選手としてピッチに立っていた [写真]=Getty Images
ユリアン・シュスター監督が率いるフライブルクについて、「彼らのメンタリティと、この試合に向けたアプローチは知っています」と堂安。昨季の最終節を引き合いに出しながら、「間違いなく、非常にタフな試合になるでしょう」と警戒した上で、次のような言葉を口にした。
「ユリアン・シュスター監督は選手たちを鼓舞するのが非常に上手なんです。おそらく、彼らはこの試合に向けて高いモチベーションで、ハードなトレーニングを積んでいるはずです。僕らはそんな相手に備えておく必要がありますし、それを受け入れなければなりません」
「ただ美しいサッカーをするだけでは、先には進めません。勝ち点『3』を獲得するためには、全力を尽くし、時には汚いプレーもしなければなりません。日曜日に良いパフォーマンスを発揮できるよう、集中的にトレーニングし、できる限りの準備をしていますよ」
堂安にとって、シュスター監督から指導を受けたのは在籍最終年度の2024-25シーズンの1年間のみで、それ以前にはクリスティアン・シュトライヒ前監督の下で戦っていた。前節、バイエルン戦(●2-3)の後には、スタジアムを訪れていたシュトライヒ氏と話をする堂安の姿がカメラに捉えられていたが、堂安は話の内容について「彼は僕の成長を見守ってくれていて、スタンドからだけでなく、時には画面越しにも様々な視点で見てくれています。その時の印象も共有してくれました」と明かす。「家族のことなど、色々な話もしました。とても楽しい時間でしたよ。彼に再会できてとても嬉しかったです」とも付け加えた。
ちなみに、現在の堂安はデュエル勝利数で237勝をマーク。これはブンデスリーガ内で6位、チーム内では最多の数字だ。だが、堂安本人は「知りませんでした」と正直に明かすと、「それも僕のプレーの一部です。シュトライヒに植え付けられたことでもありますね」と語り、“恩師”の下で身につけたプレーであるとも口にした。

フライブルクでは2年間にわたってシュトライヒ監督の指導を受けていた [写真]=Getty Images
これまで、堂安はフランクフルトでは右ウイングやウイングバックを主戦場としてきたが、直近はインサイドハーフの位置を務めることもある。「僕にとっては新しいポジションなので、これまでプレーしてきたウイングほど馴染みがありません。セントラルMFとアタッキングMFのミックスのイメージで、ウイングと比べると新たな責任が求められ、チャンスメイクの方法も変わります」と堂安。2月より指揮を執るアルベルト・リエラ新監督からは「君は賢い選手だし、その役割をこなせる能力がある」と伝えられたことを明かすと、「今は新たな挑戦に直面していますが、それはまったくもって問題ではありません。監督は自分の考えを僕に説明してくれていて、僕をどう後押しするかを知っています」とも話し、新ポジションへのトライも前向きに捉えているようだ。
「今のポジションは相手ゴールにより近いので、チャンスが来た時に、フィニッシュ面でゴールを狙いやすいです。もちろん、状況によって常に変わりますが。右WGなら、サイドから切り込んで得意の左足でシュートを狙うのですが、今は既に中央にいて、そこからシュートを打てる状況を作っています。それも刺激的です」

現在、フランクフルトを率いるリエラ監督 [写真]=Getty Images
堂安にとっての古巣であり、現在は日本代表MF鈴木唯人が所属するフライブルクとのゲームは、日本時間で3月1日の25時30分(2日の1時30分)にキックオフを迎える。
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By サッカーキング編集部
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