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日本人3選手在籍のシュトゥットガルト、フライブルクからチョン・ウヨンを獲得…背番号は「10」

2023.07.12

フライブルクで3シーズン戦ったチョン・ウヨンがシュトゥットガルトへ [写真]=Getty Images

 シュトゥットガルトは11日、フライブルクから韓国代表MFチョン・ウヨンが完全移籍にて加入することを発表した。

 韓国代表の若きアタッカーが、ドイツ国内で新天地を求めることとなった。クラブの発表によると、契約期間は2026年6月30日までの3年間だという。移籍金は公式には明かされていないものの、ドイツメディア『ビルト』によるとボーナス込みで300万ユーロ(約4億6000万円)ほどの見込みだ。また、背番号は「10」に決まっている。

 チョン・ウヨンは1999年9月20日生まれの現在23歳。仁川ユナイテッドFCの育成組織で育ち、2018年冬のマーケットでドイツへ渡った。バイエルンのU-19チームからセカンドチームに昇格すると、2019年夏にフライブルクへ完全移籍加入。1シーズンはレンタル移籍という形でバイエルンのセカンドチームに残留し、翌年夏より正式にフライブルクの一員となった。フライブルクでは加入初年度から一定の出場機会を確保。左右のウイングや中央の2列目など攻撃的な役割を幅広くこなした。2022-23シーズンは公式戦34試合出場2ゴール3アシストをマークしたものの、うち25試合が途中からの出場に。フライブルクでプレーした3シーズンの間に、公式戦通算100試合のピッチに立って11ゴール5アシストを記録した。

 また、2021年3月には日本代表との国際親善試合で韓国代表デビューも飾った。FIFAワールドカップカタール2022でもメンバー入りを果たし、本大会では1試合に出場。これまでに韓国代表として10試合のピッチに立ち、2ゴールを挙げている。

 完全移籍加入に際し、チョン・ウヨンシュトゥットガルトのクラブ公式HPにてコメントを発表。移籍を決めた要因の1つに言及した。

シュトゥットガルトは良いチームだし、この移籍は僕にとって正しいステップだと思う。過去にシュトゥットガルトとは何度も対戦経験があり、スタジアムの雰囲気が素晴らしいことは知っている。それがここに移籍したいと思った理由の1つでもあるんだ。今はここ、シュトゥットガルトでプレーできることをとても嬉しく思っている」

 また、シュトゥットガルトのSD(スポーツ・ディレクター)を務めるファビアン・ヴォールゲムート氏は「ウヨンが我々のユニフォームに袖を通してくれて嬉しく思う。彼はその技術で我々の攻撃に多彩さをもたらしてくれる。彼の野心とチームスピリットは大きな武器となるだろう。また、比較的若いにもかかわらずブンデスリーガでの経験も豊富な選手だ」と期待を寄せた。

 日本代表MF遠藤航がキャプテンを務めるシュトゥットガルトは、2022-23シーズンのブンデスリーガを16位でフィニッシュ。ブンデスリーガ昇降格プレーオフに出場していたが、ハンブルガーSVを2戦合計6-1で撃破し、残留を決めていた。今夏のマーケットではチョン・ウヨンの獲得だけでなく、レンヌからのレンタル移籍でプレーしていたギニア代表FWセール・ギラシの買い取りも決まっている。日本代表DF伊藤洋輝、同MF原口元気らも在籍しており、新シーズンは残留争いを抜け出して中上位浮上を狙いたい。

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By サッカーキング編集部

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