圧巻のカウンター弾を見せたコロ・ムアニ(左)と鎌田(右) [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第18節が行われ、バイエルンとフランクフルトが対戦した。フランクフルトの長谷部誠は先発フル出場、鎌田大地は64分から途中出場でピッチに立った。
3バックの中央でスタメン入りした長谷部は、昨年10月12日に行われたチャンピオンズリーグのトッテナム戦以来の公式戦出場に。一方の鎌田はバイエルンとの重要な一戦で、リーグ戦では5試合ぶりとなる先発落ちとなった。首位のバイエルンは、前節ケルン相手になんとか追いついたものの、現在は2試合連続でドロー。新年初勝利を目指して上位対決に臨んだ。
バイエルンは31分、ケルン戦でスーパーミドルを決めたジョシュア・キミッヒがミドルシュートを放つと、こぼれ球にトーマス・ミュラーが反応するも、ここは立て続けにGKケヴィン・トラップがセーブ。それでも続く34分には、右サイドからミュラーがマイナスぎみに折り返すと、レロイ・サネが右足でうまく流し込んで先制に成功する。
前半を1点リードで折り返したバイエルンは60分に追加点のチャンス。混戦からエリック・チュポ・モティングがヒールでゴールを狙うと、こぼれ球を拾ったサネが左足を振り抜くも、ここはゴール前で長谷部がシュートブロックした。
追いかけるフランクフルトは64分、鎌田とラファエル・サントス・ボレを同時投入して反撃を試みる。すると69分、カウンターから鎌田がランダル・コロ・ムアニに預けて前線へ駆け上がると、高い位置でリターンパスを受ける。そして前線でタメを作った鎌田から再び駆け上がったコロ・ムアニへ渡ると、コロ・ムアニはDFダヨ・ウパメカノをかわして自らフィニッシュ。鎌田のアシストから左足でゴールネットを揺らし、2人で圧巻のカウンターを完結させた。
その後は拮抗した展開が続くと、ホームで勝ち越したいバイエルンは88分、セルジュ・ニャブリの折り返しからゴール前のミュラーにチャンスが訪れるも、ここは長谷部が身体を張って強いシュートを打たせず。フランクフルトも鎌田やボレらを起点に、最後までバイエルンゴールを脅かす。
試合はこのまま終了。先発落ちの悔しさを晴らす形となった鎌田の活躍もあり、フランクフルトは敵地で貴重な勝ち点1を奪った。一方の首位バイエルンは3試合連続ドローとなり、2位ウニオン・ベルリンとの勝ち点差は「1」に縮まった。
By サッカーキング編集部
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