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ゾマー獲得を目指すバイエルン、総額約14億円のオファー提示も…ボルシアMGは拒否か

2023.01.17

ボルシアMGで活躍中のゾマー [写真]=Getty Images

 ボルシアMGがスイス代表GKヤン・ゾマーに対するバイエルンからの獲得オファーを拒否したようだ。16日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが長きに渡り”絶対的守護神”として君臨しているバイエルン。しかし、同選手はオフ中に下腿部骨折の大けがを負い、昨年12月に手術を実施。今シーズン中の戦線復帰が絶望的となった。この緊急事態を受け、バイエルンは代役となるGKのリストアップを開始。モナコに期限付き移籍中のドイツ人GKアレクサンダー・ニューベルの呼び戻しも検討しつつ、新戦力の獲得に向けてリストアップを行っていた。

 ディナモ・ザグレブ所属のクロアチア代表GKドミニク・リヴァコヴィッチセビージャ所属のモロッコ代表GKボノ(ヤシヌ・ブヌ)らの名前が獲得候補として挙がる中、バイエルンはブンデスリーガでの実績豊富なゾマーを”トップターゲット”に位置付け。今冬の移籍市場での獲得に向けた交渉を行い、すでに選手本人とは口頭合意に達したとの報道もなされていた。

 しかし、クラブ間での交渉は難航しているようだ。バイエルンは今月に入って500万ユーロ(約7億円)の最初のオファーを提示したものの、ボルシアMGはこれを拒否。獲得を諦めていないバイエルンは条件を再検討し、800万ユーロ(約11億円)+100万ユーロ(約1億4000万円)のオファーを提示したものの、今回の報道によるとこの最新のオファーもボルシアMGに拒否されてしまったようだ。

 クラブ間での交渉は今後も続く見込みだが、ボルシアMGがゾマーの代役を確保できない限り、バイエルンのオファーを承諾する可能性は低いと『スカイスポーツ』は指摘している。

  現在34歳のゾマーは2014年夏からボルシアMGに在籍。同クラブの絶対的守護神としてここまで公式戦通算335試合に出場している。また、2012年5月にデビューを飾ったスイス代表ではここまで公式戦80試合に出場。FIFAワールドカップカタール2022でも3試合でゴールマウスを守り、同国代表のベスト16進出に貢献した。

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