フランクフルトの長谷部誠が15日、『ブンデスリーガジャパンツアー2022』の浦和レッズ戦に向けた前日会見に出席。自身の古巣でもある浦和戦に向けた意気込みや、フランクフルトの注目ポイントなどを語った。
会見の冒頭、長谷部と共に登壇した浦和の西川周作主将が、「僕たちは今季最後の試合なので、ホームでしっかり勝つ姿を見せて1年を締め括りたいなと思います。明日はハセさんがプレーしてくれることを願っています(笑)」と意気込むと、長谷部も「周作が勝ちたいと言っていたので、僕たちもしっかりと勝ちたいと思います(笑)」と応戦。
5週間前にヒザの内側側副靭帯を部分損傷し、出場が不透明な状況となっていた長谷部だったが、「100%でプレーできるわけじゃないでので監督と話をして何分ピッチに立てるかわからないですけど、明日は浦和レッズファン、日本のサッカーファンの前でピッチに立ちたいと思っています」、「ピッチに立った時には感慨深いものがあるんじゃないかと思います」と述べ、埼スタでの“凱旋出場”に意欲を見せた。
また、西川が「対戦はハセさんが海外に行かれてないので、明日が対戦する時間になると思う。点を決められないようにゴールを守りたいと思います」と語ると、長谷部は「明日はPKをもらったら僕が蹴らしてもらって周作から点を取りたいと思います」と宣戦布告し、会見場を盛り上げる場面も。
さらに、フランクフルトの魅力を問われた長谷部は、「ブンデスリーガの約半分が終わって4位。CLもベスト16に進みました。ここ数年、非常に成長して、国内カップ戦で優勝したり、ヨーロッパリーグ(EL)で優勝したり、欧州の中でも非常に注目されているチームだと思います」とコメント。
ワールドカップに出場するメンバーが数名欠けているものの、「EL決勝のピッチに立った選手が何人もいますし、そして今ブンデスリーガを賑わせている攻撃陣もいる」と述べ、フランス人FWランダル・コロ・ムアニや、U-21ドイツ代表にも名を連ねるMFアンスガー・クナウフら期待の若手に加え、エヴァン・ヌディカ、トゥータ、アルマミ・トゥーレらDF陣の名前も挙げた。
なお、会見後に行われた前日練習ではアップ後から別メニューで調整。ボールを使わずにストップ&ダッシュを繰り返し、コーチとパス交換する場面も見られたが、シュート練習などを行った本隊に最後まで合流することはなかった。
By サッカーキング編集部
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