鎌田大地が1ゴール1アシストで勝利に貢献 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第7節が17日に行われ、シュトゥットガルトとフランクフルトが対戦した。
今シーズンここまで6試合を消化しているシュトゥットガルトは、敗れた試合はわずか1度のみ。しかし、その他の5戦はすべて引き分けとなっており、今季は勝ちきれない試合が続いている。一方、フランクフルトは開幕戦のバイエルン戦で1-5と大敗を喫したものの、その後の4試合は2勝2分で駆け抜けた。前節のヴォルフスブルク戦で今季2敗目となったが、13日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループD第2節のマルセイユ戦では敵地ながら1-0と辛勝。CLの勢いをブンデスリーガにも持ち込みたい。
シュトゥットガルトは2-2で終わった前節のバイエルン戦から、スターティングメンバーを2名だけ変更。一方、フランクフルトもCLのマルセイユ戦からスタメン変更は1名のみとなっている。シュトゥットガルトの伊藤洋輝、遠藤航、フランクフルトの長谷部誠、鎌田大地は揃って先発に名を連ね、日本人4選手がキックオフから共演した。
試合の均衡は序盤に破れる。5分、ペナルティエリア手前でボールを拾った鎌田が積極的な仕掛けで相手のファウルを誘発する。自身が得たフリーキックを鎌田が直接狙うも、シュトゥットガルトのGKフロリアン・ミュラーに弾かれた。しかし、このこぼれ球をセバスティアン・ローデがヘディングで押し込み、フランクフルトが先手を取った。
その後は一進一退の攻防が続くも、より多くのチャンスを作ったのはフランクフルト。33分、右サイド深い位置に侵入したランダル・コロ・ムアニが折り返すと、アンスガー・クナウフが合わせる。シュートはジャストミートせず、ゴール左に外れた。フランクフルトは1点をリードしてハーフタイムに突入する。
53分にはフランクフルトにチャンス。ボックス手前の位置でクナウフがファウルを受け、フリーキックを獲得した。キッカーを務めた鎌田は低い弾道のシュートを狙うと、ボールは壁に当たって軌道が変化。GKミュラーの届かない位置にボールが転がり込み、フランクフルトが2点目を記録した。鎌田にとっては今季のブンデスリーガ4ゴール目となっている。
このままでは終われないシュトゥットガルトは、79分に1点を返す。左サイド高い位置でクリアボールに反応したボルナ・ソサがダイレクトでクロスを送ると、ボックス内のティアゴ・トマスに渡った。トマスは後ろにトラップしたものの、強引に前を向いて右足を振り抜く。シュートは相手選手に当たってネットを揺らし、シュトゥットガルトが1点を返している。
1点を返されたフランクフルトだったが、終盤には試合を決定付ける3点目をマーク。89分、鎌田の蹴った左コーナーキックをクリスティヤン・ヤキッチが頭で沈めた。
試合はこのままタイムアップ。フランクフルトがブンデスリーガ2試合ぶりの白星を手にした。一方、シュトゥットガルトは今季2敗目に。シュトゥットガルトの遠藤、伊藤、フランクフルトの長谷部、鎌田はフル出場を果たしている。
次節は10月1日に行われ、シュトゥットガルトは敵地でヴォルフスブルクと対戦する。一方、フランクフルトはホームに戻り、原口元気が所属しているウニオン・ベルリンとの“日本人対決”2戦目に臨む予定だ。
【得点者】
0-1 6分 セバスティアン・ローデ(フランクフルト)
0-2 55分 鎌田大地(フランクフルト)
1-2 79分 ティアゴ・トマス(シュトゥットガルト)
1-3 89分 クリスティヤン・ヤキッチ(フランクフルト)
By サッカーキング編集部
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