ブンデス首位に立ったウニオン・ベルリン [写真]=Getty Images
ウニオン・ベルリンは11日、ブンデスリーガ第6節でケルンに勝利し、クラブ史上初となる同リーグの首位に立ったようだ。ドイツメディアの『kicker』が伝えている。
ブンデスリーガ第5節終了時点で3勝2分の4位につけていたウニオン・ベルリンは、11日に行われた第6節でケルンと対戦。ウニオン・ベルリンは3分、MFシェラルド・ベッカーのクロスが相手のオウンゴールを誘発すると、この1点を守り抜いて勝ち点3を上積み。上位チームが軒並み勝ち点を落としたこともあり、第6節終了時点で首位に浮上した。
『kicker』によると、DDRオーバーリーガ(旧東ドイツにおける1部リーグ)で、1967-68シーズンの第7節と1970-71年シーズンの第1節終了後に2位につけたことがあったものの、国内リーグ戦で首位に立つのはクラブ史上初とのこと。また、同リーグで首位に立った34クラブ目になったという。
母国スイスの“名門”チューリッヒや“強豪”バーゼルなどを指揮した経歴を持ち、2018年夏からウニオン・ベルリンを率いるウルス・フィッシャー監督。クラブ史上初の快挙を達成した同指揮官は「ファンは相応のお祝いをすることが許されている」と語りつつ、「私は、少し違った見方をしている。順位表を見たとき、特に満足感が大きかったのは勝ち点14を獲得していること。この先、うまくいかない局面も必ずあるはずだ。順位表のトップにいるけど、この瞬間を切り取ったに過ぎないからね」と、この先の戦いを見据えている。
2021-22シーズンのブンデスリーガ第28節から今季の第6節まで、リーグ戦13試合無敗の“ディ・アイザネン(クラブの愛称)”。ヨーロッパリーグ(EL)との2つのコンペティションを併用するウニオン・ベルリンは15日、EL・グループD第2節でブラガと対戦する。そして中2日で、ブンデスリーガ第7節ヴォルフスブルク戦へと臨む。また今節はベンチ外だったものの、同クラブに所属する日本代表MF原口元気の活躍からも目が離せない。
By サッカーキング編集部
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