PSGでプレーするドラクスラー [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーが、今夏の移籍市場での退団を示唆した。27日にドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在28歳のドラクスラーは、シャルケ、ヴォルフスブルクを経て、2017年夏からPSGに所属している。これまで公式戦通算198試合に出場し、26ゴール41アシストを記録しているが、スター集団のなかで定位置は確保できていない。今季も公式戦出場24試合のうち、先発は8回にとどまっている。
そんなドラクスラーは、今年11月から開幕するFIFAワールドカップカタール2022へのメンバー入りを果たすため、今夏の移籍を視野に入れているようだ。26日に行われた国際親善試合ドイツ代表vsイスラエル代表にフル出場した同選手は試合後、次のように語り、ハンジ・フリック監督に対するアピールのため出場時間を増やしたいとした。
「ワールドカップに向けても、もっと試合に出なければならない。夏にはどうなるかわかるだろうが、僕にはリズムが必要なんだ。彼(フリック監督)はフィットした選手を必要としていることを、非常に明確にしている」
ヨアヒム・レーヴ前監督体制の末期は代表から遠ざかっていたドラクスラー。EURO2020終了後に発足したフリック体制では、11月に初招集を受けたものの、負傷で参加を辞退していた。イスラエル戦で約1年半ぶりとなる代表戦出場を果たした同選手は、「また90分間ピッチに立つことができて良かった。『自分にはチームを助けられるクオリティがある』と、今でも確信している。絶対に気を抜かず、このチームで自分の居場所があることを代表監督に納得させたい」と、カタールW杯に向けて意気込みを示している。
一方、フリック監督はドラクスラーについて、「パリでの定位置争いは彼にとって簡単なことではない」としつつ、「クラブを変えるかどうか、選手にアドバイスすることはできない。それは、誰もが自分自身で知らなければならないことだ」と語っている。
By サッカーキング編集部
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