フリック監督がロシアの除外に言及 [写真]=Getty Images
ドイツ代表のハンジ・フリック監督が、サッカーと人権の問題について語った。21日にドイツ誌『シュテルン』が伝えている。
同誌のインタビューに応じたフリック監督は、移民労働者やLGBTQ+などの人権問題で批判されるカタールでFIFAワールドカップが行われることに言及。「どんなときも『お金のため』であってはならないと思う。最近、ロシアでW杯があり、北京で冬季オリンピックがあり、11月にはカタールでW杯が開催されるが、常に多くの批判があった。だから私は、どの国でスポーツイベントを開催するのか、もっと早く考え、さらに拘束力のある基準を定めなければならない、と言いたい」と自らの意見を述べている。
一方でフリック監督は、ドイツ国内でテーマに上がっていたカタールW杯のボイコットは行わないとの意思を示している。
「それではカタールの人々のためにならない。私たちは参加して、メッセージを発信したい。その方が効果的だと思う。大抵の場合、ボイコットは難しいと思うし、W杯がカタールで開催されることに変わりはない。カタールの成長を持続可能なものにすることが、はるかに重要だ。それに、多くの選手にとって、W杯はキャリアのハイライトとなる瞬間だ。ボイコットは彼らからその機会を奪うことになる」
また、同監督は、ロシアの代表チームとクラブチームが国際サッカー連盟(FIFA)および欧州サッカー連盟(UEFA)の大会から除外された措置についてもコメント。「シンボルとして、そのような措置は正しいと思う」としつつ、「だが、プーチンがそれに心を動かされるとも思わない。厳しい経済制裁でも、これまで彼を止めることができていない」と効果には懐疑的だ。さらに、「競技から排除されたアスリートたちには同情している。これはプーチンの戦争であって、彼らの戦争ではないからだ。しかしながら、今のところ他に選択肢はない」と語っている。
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