フランクフルトがカスペルスキー社と契約解消 [写真]=Getty Images
DF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトは15日、ロシアのサイバーセキュリティ企業『カスペルスキー』とのスポンサーシップ契約を解消したと発表した。
ドイツ連邦情報セキュリティ庁(BSI)は15日、ロシアのウクライナ侵攻によりサイバー攻撃のリスクが高まっているとして、『カスペルスキー』のウイルス対策ソフトウェアの使用を警告する通達を出していた。フランクフルトはこれを受け、「この非常に機密性の高い分野における製品およびサービスに対する信頼に基づいたパートナーシップは、もはや不可能なものとなっています」として、2018年夏から結んでいた同社との契約を即時終了することを決定した。
フランクフルト取締役会のスポークスマンは、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。
「我々は常に、カスペルスキーとのパートナーシップの継続は、国籍ではなく事実と態度に基づいていることを明確にしてきました。BSIの警告により、事実関係、ひいてはカスペルスキー製品・サービスの保護能力に対する信頼が決定的に変わりました。カスペルスキーとのパートナーシップは非常に信頼できるものであり、過去約4年間、関係者とは常に公正で良好な関係を保ってきました。このような事態になったことは大変遺憾です」
なお、カスペルスキーはBSIの警告に対し、「カスペルスキーはグローバルなサイバーセキュリティ企業であり、民間企業として、ロシアやその他の政府とは一切関係がありません。私たちは、平和的な対話こそが、紛争を解決するための唯一の可能な手段であると信じています。戦争は誰にとっても良いものではありません」との公式声明を発表している。
By サッカーキング編集部
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