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シャルケが差別容認の国会議員を強く非難「順位に関係なく、彼らと同レベルまでは下がらない」

2021.01.26

シャルケが反差別のメッセージを打ち出した [写真]=Getty Images

 シャルケが26日、人種差別に対する力強いメッセージを打ち出した。同日、ドイツメディア『Sport.de』が伝えた。

 2021年1月27日は、アウシュヴィッツの強制収容所が解放されてから76年。ブンデスリーガのクラブは、毎年この時期に国家社会主義の犠牲となった人々を追悼し、反ユダヤ主義や人種差別に反対するキャンペーンを展開している。

 以前からダイバーシティの推進に向けた取り組みを行なってきたシャルケは25日、「あらゆる形態の排除と差別に対抗し、多様で寛容、かつカラフルな基本的なスタンスを再び示す」ため、2月6日に行われるブンデスリーガ第20節ライプツィヒ戦まで、あらゆる差別に反対するキャンペーンを展開することを発表した。同日、DFセアド・コラシナツら選手​やスタッフ、ファンが出演したビデオメッセージを公式Twitterに投稿。#StehtAuf(立ち上がれ)と#NieWieder(=2度と繰り返さない)のハッシュタグとともに、「レイシズム、排除、差別に反対し、カラフルで寛容なシャルケのために、私たちと一緒に立ち上がってください!」とメッセージを発していた。

 するとこの投稿に、右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のステファン・ブランドナー氏が引用リツイートで反応。2017年からドイツ連邦議会の議員を務める同氏は、「シャルケが彼らの基準を設定しているのは、(最下位に沈むブンデスリーガでの)順位表だけではない!」と、シャルケのキャンペーンを否定し、差別を容認するようなコメントを投稿していた。

 26日、シャルケはブランドナー氏に対して反論。「ブランドナー氏へ、多様性や寛容さのような価値観をバカにするのは、選挙で選ばれた国民の代表者として残念な行いです。我々のスポーツ面での現状に関係なく、シャルケは決して彼らのレベルまで下がることはないでしょう」と、公式Twitterを通じて力強い声明を発表した。また、ドルトムントやブレーメンもシャルケの声明に賛同し、反人種差別を呼びかけている。

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By サッカーキング編集部

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