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長谷部先発のフランクフルト、主将退場響きドローで9戦未勝利…鎌田は今季初の途中出場

2020.12.16

フランクフルトは主将アブラームの退場が響きドロー [写真]=Getty Images

 ブンデスリーガ第12節が15日に行われ、MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトボルシアMGと対戦した。ミッドウィーク開催で中3日での今節は、長谷部がスタメンで5試合ぶりの出場を果たし、3バックの中央でフル出場。鎌田は今季リーグ戦初のベンチスタートで後半アディショナルタイム2分に途中出場した。

 8試合未勝利(6分2敗)で9位につけるフランクフルト。今節は勝ち点4差で8位のボルシアMGをホームに迎えた。開始14分、フランクフルトは長谷部のファールによりペナルティエリア前の好位置でFKを与えると、ボルシアMGはラース・シュティンドルが鮮やかな右足シュートを直接ゴール右隅に突き刺して先制点を挙げた。

 だが、フランクフルトは22分、相手のハンドで得たPKをアンドレ・シルヴァがゴール右に決めて同点。直後の24分には、アイメン・バルコクのロングパスで抜け出したA・シルヴァがエリア右から右足シュートを沈めて逆転に成功した。さらに32分には高い位置でボールを奪うと、最後はエリア内のバルコクが巧みなステップで冷静に2人をかわして追加点を奪った。

 後半は一転して膠着状態が続いたが、フランクフルトは81分に主将のダビド・アブラームがブリール・エンボロへのファールで2枚目のイエローカードを受けて退場。すると、数的有利のボルシアMGは90分、相手のファールで得たPKをシュティンドルが決めて1点差に迫る。

 さらに猛攻を続けるボルシアMGは後半アディショナルタイム5分、イブラヒマ・トラオレのクロスをゴール前のシュティンドルがヘディングシュート。これはGKの好セーブに阻まれたが、こぼれ球をシュティンドル自ら頭で押し込み、ハットトリック達成で同点に追いついた。

 試合はこのままドローで終了。フランクフルトは一時逆転して2点リードを得たが、主将退場後に追いつかれて勝利を逃し9試合未勝利となった。次節、フランクフルトは19日にアウェイでアウクスブルクと、ボルシアMGは19日にホームでホッフェンハイムと対戦する。

【スコア】
フランクフルト 3-3 ボルシアMG

【得点者】
0-1 14分 ラース・シュティンドル(ボルシアMG
1-1 22分 アンドレ・シルヴァ(PK/フランクフルト
2-1 24分 アンドレ・シルヴァ(フランクフルト
3-1 32分 アイメン・バルコク(フランクフルト
3-2 90分 ラース・シュティンドル(PK/ボルシアMG
3-3 90+5分 ラース・シュティンドル(ボルシアMG

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By サッカーキング編集部

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