85分からブンデスリーガ初出場を果たしたユスファ・ムココ [写真]=Getty Images
ドルトムントに所属するU-20ドイツ代表FWユスファ・ムココが、21日のブンデスリーガ第8節ヘルタ・ベルリン戦でトップチームデビューを果たした。
ムココは今月20日に16歳の誕生日を迎え、リーグの規定によりヘルタ戦から出場可能となった。同試合ではベンチメンバーに入り、85分にアーリング・ハーランドとの途中交代で投入され、ドルトムントのトップチームデビューを飾った。
16歳と1日でのブンデスリーガ出場を果たしたムココは、同リーグの最年少出場記録を約15年ぶりに塗り替えた。これまでの同リーグ最年少出場記録は、元トルコ代表MFヌリ・シャヒン(現アンタルヤスポル)がドルトムント時代の2005年8月6日にヴォルフスブルク戦で記録した、16歳と334日だった。
2004年生まれのムココはカメルーンの首都ヤウンデ出身だが、2010年にドイツへと移住。2014年にザンクト・パウリの下部組織に入団し、2016年からドルトムントの下部組織でプレーしていた。アンダーカテゴリーでは恵まれたフィジカルと非凡な得点能力を武器に異次元の活躍を披露し、一時はドイツ大衆紙『ビルト』が年齢詐称疑惑を報じたことでも話題を呼んだ。
昨季はU-19チームの23試合に出場し、40ゴール10アシストを記録。今季はトップチームのメンバーに登録された傍ら、U-19チームで4試合に出場し、全試合でハットトリックを達成するなど13得点をマークしていた。
また、ムココはチャンピオンズリーグ(CL)のBリストにも登録される予定で、早ければ25日に行われるグループステージ第4節クラブ・ブルージュ戦で欧州デビューを果たす可能性がありそうだ。なお、12月8日の第6節ゼニト戦までにCLデビューを果たした場合、ムココは約26年ぶりにCLの最年少出場記録を塗り替えることになる。CLの最年少出場記録は16歳と87日。元ナイジェリア代表DFセレスティン・ババヤロ氏が、アンデルレヒト時代の1994年11月23日にステアウア・ブカレスト戦で記録していた。
By サッカーキング編集部
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