大迫勇也が残留争い直接対決で貴重な追加点 [写真]=Pool via Getty Images
ブンデスリーガ第31節が13日に行われ、FW大迫勇也が所属するブレーメンはアウェイでパーダーボルンと対戦した。大迫は3試合連続の先発出場で76分までプレー。1ゴールを決めて勝利に貢献した。
降格圏の17位ブレーメンと勝ち点差5で最下位のパーダーボルンによる残留争い直接対決。2連敗中のブレーメンは19分、相手のハンドでPKを得て先制のチャンスを迎えたが、ミロト・ラシカのシュートはGKの好セーブに阻まれる。それでも直後の20分、テオドール・ゲブレ・セラシェが右サイドからクロスを上げると、デイヴィ・クラーセンがヘディングシュートを沈めて先制に成功した。
リードを得たブレーメンは34分、ジョシュ・サージェントがペナルティエリア右からシュートを放つと、これはGKに阻まれたものの、こぼれ球を大迫が押し込んで追加点。大迫は昨年11月23日に行われた第12節のシャルケ戦以来、今シーズンのリーグ戦5点目となった。
さらに39分には左サイドからのFKでラシカがクロスを送り、エリア右のミロシュ・ヴェリコヴィッチが頭で折り返すと、逆サイドでのフリーのクラーセンがダイレクトで叩き込んで、大きな3点目を挙げた。
後半開始から大雨が降り出したが、ブレーメンの勢いは止まらず。59分、右サイドに抜け出したクラーセンが折り返し、エリア中央に走り込んだサージェントがシュート。これはGKにブロックされたが、こぼれ球をマキシミリアン・エッゲシュタインが蹴り込んで、リードを4点に広げた。
一方のパーダーボルンは66分、左CKの流れで中央の混戦をアブデルハミド・サビリが押し込んで1点を返した。ブレーメンは74分、ルドビグ・アウグスティンソンが左サイドから折り返し、大迫がニアに飛び込むが、シュートは枠を捉えなかった。
ブレーメンは終盤にパーダーボルンの猛攻を受けたが、GKジリ・パブレンカの好セーブで反撃を許さず。すると後半アディショナルタイム2分、エリア左に抜け出したニクラス・フュルクルクがダメ押しゴール。フュルクルクは昨年9月に左ひざの十字じん帯を損傷して長期離脱を強いられていたが、復帰戦でいきなり得点を挙げた。
試合はこのままタイムアップを迎え、ブレーメンが5-1の快勝で直接対決を制し、3試合ぶりの白星。昇降格プレーオフ圏内の16位デュッセルドルフと勝ち点「28」で並び、残留へ大きく前進した。
次節、ブレーメンは16日にホームでバイエルンと、パーダーボルンは同日にアウェイでウニオン・ベルリンと対戦する。
【得点者】
0-1 20分 デイヴィ・クラーセン(ブレーメン)
0-2 34分 大迫勇也(ブレーメン)
0-3 39分 デイヴィ・クラーセン(ブレーメン)
0-4 59分 マキシミリアン・エッゲシュタイン(ブレーメン)
1-4 66分 アブデルハミド・サビリ(パーダーボルン)
1-5 90+2分 ニクラス・フュルクルク(ブレーメン)
By サッカーキング編集部
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