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「9人の黒人選手が数週間も…」マインツ、人種差別的なクラブ会員の退会理由を公開し話題に

マインツが人種差別へのメッセージを打ち出した [写真]=Getty Images

 マインツが8日、クラブ公式サイトにとある人物のクラブ・メンバーシップ退会理由を掲載したことが話題を呼んでいる。

 アメリカで黒人男性のジョージ・フロイド氏が白人警察官に首を圧迫されて亡くなった事件を発端に、ブンデスリーガでも人種差別への抗議活動が広がっている。マインツのカメルーン代表MFピア・カンディやフランス人DFムサ・ニアカテらも、フランクフルト戦後にピッチの端でひざまづいた写真を撮影し、フロイド氏の死に対するメッセージを送っていた。

 そんななか、マインツ宛てに先週、ある1人の人物からメンバーシップ退会の申請があったという。同クラブはその退会理由を「現在の状況に鑑みると、とても容認できるものではない」とし、一部を公開することを決断した。その内容は以下の通り。

「もう何カ月もこのクラブと気持ちを一緒にすることができなかった。ドイツのブンデスリーガではなく、アフリカカップにいるような感覚だったよ。どう思われるかはわかるけど、私は人種差別主義者じゃない。そのことは否定する。ただ、“多すぎる”ということが“多すぎる”だけなんだ。9人の黒人選手が数週間もスタメンに名を連ね、ドイツの才能にはほとんどチャンスが与えられない。これではもはや、私が長年愛したクラブではなくなってしまった」

 マインツのファンサービスは、「通常なら1人1人の退会を惜しみ、熱意を持って説得しますが、あなたの場合、後悔を表明することはできません」とコメント。さらに、「あなたは正しい。あなたは私たちと気持ちを共有などしていない。なぜなら、私たちにとって、肌の色やその他の人々の特性は、単純に重要なことではないからです。私たちにとって重要な唯一のことは、私たちと価値観を共有している人間であるということです。これらの理由から、あなたが私たちと価値観を共有できていないことは明らかで、あなたの退会を喜ばしく思っています」と付け加えた。

 マインツの対応に称賛が集まるなか、ドイツの俳優ヨーコ・ヴィンターシャイト氏も自身の公式SNSを通じて、「私はボルシアMGの大ファンだけど、今日からマインツのファンでもある」と同クラブへの支持を表明。これに対し、マインツは「“ファン”を1人失い、新たなファンを1人獲得しました。ありがとう!」とヨーコ氏への感謝を示した。

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