クロップ監督が称賛したヴェルナー(左)とハフェルツ(右) [写真]=Getty Images
リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、自身の母国であるドイツで頭角を現している若手選手2名と、今後の補強方針について話した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が7日に同監督のコメントを伝えている。
クロップ監督が称賛したのは、ライプツィヒ所属のドイツ代表FWティモ・ヴェルナーとレヴァークーゼン所属のドイツ代表MFカイ・ハフェルツだ。両選手はビッグクラブからの注目を集めており、今夏の移籍市場を盛り上げる存在となっている。ヴェルナーに関しては、既にチェルシー移籍で大筋合意に至った模様だ。以前からリヴァプールも両選手の獲得を画策していると報じられていた
クロップ監督は「世の中には本当にたくさんの素晴らしい選手たちがいる。ヴェルナーもハフェルツも本当に優れたクオリティを備えた選手だ」と話しつつも、リヴァプールが両選手の獲得に乗り出す可能性は低いとコメント。新型コロナウイルスの影響で、以前のような移籍市場での振る舞いは難しいと考えているようだ。
「選手の獲得には、適切なタイミングやチャンスがある。6〜7週間前までは、今シーズンが再開されるかどうかも分からなかった。シーズンが最後まで行われなければ、『本当に再びフットボールはできるのか』と疑問を持っていただろう。私たちはすべてが解決したかのように振る舞っているが、まだ決まったわけではない。小さな抜け道を利用してまたサッカーをするんだ 今は、将来すべてがうまくいくとは思えない」
「現在、どのクラブもダメージを受けている。観客がいなければ、シーズンチケットの返済をしなければならない。おそらく来年は1枚も売れないだろう。最初の10、15試合は無観客開催となるかもしれない。VIPエリアは満員にはならないし、チケットも売れないだろう。これは他のパートナーにも影響を与えるだろうし、物事は少し違って見えるはずだ。現所属選手たちに給与の減額を要求しておきながら、5000万ポンド(約69億円)や6000万ポンド(約83億円)の選手を獲得したならば、説明の義務が生じる」
By サッカーキング編集部
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