ヘーネス会長との対立が明らかになったブライトナー氏 [写真]=Getty Images
バイエルンのレジェンドである、元ドイツ代表のパウル・ブライトナー氏が、名誉会員の指定席をクラブに返還していたことが明らかとなった。ドイツ誌『kicker』日本語版が28日に報じている。
報道によると、ブライトナー氏はドイツ紙『ビルト』に対し、「役員の(ヤン・クリスティアン)ドレーセン氏から電話で連絡がきて、ウリ・ヘーネス会長が(ブライトナー氏を)近いうちに名誉会員席に座らせないようにすると言われたんだ」と明かしたという。
「名誉選手として生涯分もらっていた2枚の名誉会員券を、ドレーセン氏へと返したよ。フリーチケットをもらっているという感覚を持ちたくはなかったからね。これからは普通にチケットを購入する。スタジアムに行きたければね」
今回の問題を招いたのは、約1カ月前に行われた“伝説のプレスカンファレンス”だという。バイエルンのヘーネス会長と、カール・ハインツ・ルンメニゲ代表が出席し、一部メディアや解説者たちへの批判を展開したのだった。
ブライトナー氏も本件について「48年間在籍していて、まさかあんなバイエルンを目の当たりにするなんて。こんなにも愚かな、弱々しいさまを露呈するとは。ヘーネス会長がしたこと、あの場で起こったことはあまりに理解に苦しむものだよ」と苦言を呈していた。
By kicker日本語版