2018.08.29

【スカサカ!ライブ】ブンデスリーガ開幕! ドイツサッカーの魅力と注目は?

サッカー総合情報サイト

 今伝えたい世界のサッカー事情を深く探る「FootBallQuest」のコーナーでは、放送当日の8月24日に開幕を迎えた18-19シーズンのドイツ・ブンデスリーガが紹介された。

「ドイツサッカー」の特徴や魅力を紹介するために登場したのは、現在ヴォルフスブルクでスカウト部長を務めるピエール・リトバルスキー氏。

 リトバルスキー氏は西ドイツ代表としてW杯に3度出場した実績を持ち、1990年イタリア大会では優勝を経験。1993年、1994年にはジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)でプレーし、後に横浜FCやアビスパ福岡で監督を務めるなど、日本にも縁の深い人物だ。

 リトバルスキー氏がドイツサッカーの特徴としてまず挙げたのは、「スペインと同じようにボールをキープすることが可能だが、的確な時にリスクをかける」という点。「最後の30メートルで効率的にプレーすることができる。ゴール前で堅実にプレーする」という。

 リトバルスキー氏によると、ドイツの選手は「ボールを奪うのがうまく、ボールを取り返すのも上手」。そのため「最後の30メートルで、とても効率良く、数多くのゴールチャンスを作り出せる」という。

 そのような場面は「ブンデスリーガでも見ることができる」そうだが、「FWがチャンスをモノにすることができる、チャンスを生かすことができるのがドイツサッカーの大きな持ち味ではないか」と語っている。

 また、ボールキープの方法にも特徴があるという。リトバルスキー氏は「ボールキープが上手でも前に行かないチームがありますが、ドイツの選手は的確な時に前に行きます」と分析。具体例として、現在レアル・マドリードでプレーするトニ・クロースのプレーを紹介した。

「例えばユヴェントス対レアル・マドリード(17-18シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグ)で、クロースは88分間、堅実にプレーしていましたが、試合終了間際のチャンス時に正確なパスを出してロナウドのヘディングを引き出し、PKを取りました。この効率的なプレーがドイツです。大きなプラス要素なのです」

 最後にリトバルスキー氏が挙げたのは、「いつでもゴールを求めている」というハングリー精神の部分。その具体例としてはトーマス・ミュラー(バイエルン)を挙げた。

「私が見た試合では5-1で勝っていたのに、ミュラーは6点目、7点目をほしがっていた。何かで満足するのではなく、もっとほしがること。それだけでもクオリティーです」

 スタジオでは番組MCの岩政大樹(東京ユナイテッドFC)、柱谷幸一氏、河治良幸氏がブンデスリーガについてそれぞれの意見を述べた。柱谷氏はブンデスリーガの印象についてこう語っている。

「(2006年の)ドイツW杯でスタジアムが整備されて観客がたくさん入るようになり、運営もしっかりしていて、赤字を出してはいけないというクラブライセンスのルールもある。外国人枠は06-07シーズンに撤廃されて、今はドイツ国籍を持つ選手12人、アカデミー出身選手4人と契約しなければいけないとするなどしています。そのような流れを見ていると、Jリーグがこれからブンデスリーガを目指していくモデルケースになるようなリーグだと思います。観客動員も一番で、平均4万人ぐらい。スペインやイングランドより多い。今からどんどん良くなっていくリーグ。それに日本人が入って活躍しているので、注目したいですね」

 河治氏はブンデスリーガの面白さについてこう語った。

「あらゆる面でアグレッシブというか、攻撃もそうですけど守備もアグレッシブで、高い位置からボールを奪いにいく、奪えなくても高い位置でブロックを敷く。下位チームでもいきなり引いてがっちり固めるみたいなことがない。積極的に勝ちにいく中で結果がどうなるかという部分なので、そこは常に面白いですね」

 一方、岩政はブンデスリーガの特徴をこのように見ている。

「前に前に、というのが非常に特徴的。バイエルン1強時代ではあるんですけど、日本と少しサッカーが違う中で、それぞれの監督がいろいろな考え、戦術を持たれていて、個性的な監督が多い。それを見ると、サッカーの根本は日本と違いますけど、ヒントが隠されているように感じますね」

 18-19シーズンのブンデスリーガでは、1部に香川真司(ドルトムント)、長谷部誠、鎌田大地(ともにフランクフルト)、原口元気、浅野琢磨(ともにハノーファー)、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、久保裕也(ニュルンベルク)、大迫勇也(ブレーメン)と、8人の日本人選手が在籍している(8月24日現在)。

 また、2部には伊藤達哉、酒井高徳(ともにハンブルガーSV)、宮市亮(ザンクト・パウリ)、井手口陽介(グロイター・フュルト)の4人がプレーし、日本人にとって非常に注目度の高いリーグと言える。

 その中で注目しているチームを問われると、岩政は自分と近い年齢の指揮官の名前を挙げた。

「指導者が30代の青年監督のチームですね。シャルケの(ドメニコ)テデスコ監督とホッフェンハイムの(ユリアン)ナーゲルスマン監督に注目しています。選手を見たいのであれば、レヴァークーゼンは中盤から前線に若い選手がそろっていて、将来有望な選手がいるので注目したいですね」

 河治氏は注目選手として、日本人から1人、ドイツ人から1人の名前を挙げた。

「日本人では浅野選手に注目しています。昨シーズン後半に(シュトゥットガルトで)出番を失って、それが日本代表にも影響してしまいました。ただ、その後奮起して結果につなげているところがありますし、香川選手からアドバイスを受けて、切り替える方法などを学んだと聞いています。早速(プレシーズンマッチで)ゴールを決めているので、楽しみですね。それから、レヴァークーゼンにカイ・ハフェルツというトップ下のものすごい選手がいるので、彼に注目してほしいです」

 毎週金曜日21時から放送されている『スカサカ!ライブ』。次回は8月31日(金)21時からの放送。9月に森保一新監督の初陣を迎える新生日本代表について考える企画や、Jリーグ情報などをお届けする予定となっている。

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