FOLLOW US

ブンデス第3の旋風に?…中国人投資家がドイツ4部クラブに総額114億円の出資

2018.05.30

中国投資家がヴィクトリア・ベルリンに投資 [写真]=City-Press via Getty Images

 ドイツ4部のレギオナルリーガ北東地域に所属するヴィクトリア・ベルリンに中国の投資家たちが出資する契約が結ばれた。ドイツ紙『ビルト』が29日に報じた。

 中国および中華系アメリカ人の合同投資ファンド『アドヴァンテージ・スポーツ・ユニオン(ASU)』によって、この10年間で総額9000万ユーロ(約114億円)という長期的な出資が行われるという。同ファンドは、すでに2016年にリーグ・アンのニースに出資し、経営権の8割を握っている。ニースはその後、クラブの経営や成績を安定させることに成功し、同ファンドも手応えをつかんでいるようだ。

 この投資ファンドの主要人物であるアレックス・チェン氏は、中国最大のホテルグループ『プラテノ』の創始者であり、サッカーの影響力を活かしながらヨーロッパの観光業を一気に席巻したいと考えているようだ。同グループ傘下の『7デイズ』は、今年8月にベルリンのシェーネフェルト空港近くにホテルをオープンさせることが決まっており、今回の投資はその一環であるという見方もある。

 すでにチェン氏は「ヴィクトリアの一員になることができて嬉しく思います」と声明を出した。だが、この出資を受けて、クラブの将来を危惧する声も出ている。それに対し、フェリックス・ゾンマー会長は、「トップチームをクラブから切り離し、(株式)会社にすることで、クラブの未来や将来の長期的な計画を守ることができる」と判断したようだ。

 ハラルト・ジーラフ副会長は「ホッフェンハイムやライプツィヒは、素晴らしい好例になってくれた。出資者がやってきて、長期的な計画をしっかりと構築している場合、どんなことが出来るか、ということを示してくれた」と話した。

 1889年に創立され、1908年と1911年にはドイツ王者にもなっている“伝統”のクラブは、ホッフェンハイムやライプツィヒのようにブンデスリーガで“第3の旋風”を起こせるようになるのか。ドイツ中の注目が集まる。

【PR】「ABEMA」なら
ブンデスリーガが無料視聴可能!

ABEMA

「ABEMA」とは、好きな時間に好きな場所で、話題の動画を楽しめる新しい未来のテレビ。登録不要でプレミアリーグを含む様々なコンテンツが無料で視聴できます。

ただし、ブンデスリーガの無料配信は一部(毎節3試合予定)のため、厳選の好カードを堪能するなら「ABEMAプレミアム」月額960円(税込)への加入がおすすめ。

  1. ABEMAプレミアムなら厳選された注目カードが楽しめる!
  2. 追っかけ再生、見逃し配信などうれしい機能が充実!
  3. 初めてABEMAプレミアムに登録する方は2週間無料!

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO