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大迫所属ケルン、今季限りで指揮官退任へ…1部残留・2部降格を問わず

2018.04.12

今季途中からケルンを率いているルーテンベック監督 [写真]=TF-Images/Getty Images

 日本代表FW大迫勇也が所属するケルンは来シーズン、ブンデスリーガ1部残留を果たした場合でも、2部降格となった場合でも、新たな指揮官を迎え入れる意向のようだ。ドイツ誌『Kicker』日本語版が12日に報じている。

 昨シーズンはブンデスリーガで5位フィニッシュを果たし、25年ぶりに欧州の舞台へ帰還(ヨーロッパリーグ出場)を果たしたケルンだが、今シーズンは開幕16試合勝ちなしと極度の不振に。昨年12月にペーター・シュテーガー監督(現ドルトムント)を解任し、U-19チームを率いていたシュテファン・ルーテンベック監督を昇格させた。

 ルーテンベック監督の就任以後、5勝3分け7敗という成績を収めている、ただ、7日に行われた第29節では16位マインツとの直接対決に臨んだものの、1-1のドロー。再び最下位へ転落し、残留圏内までの勝ち点差は「6」に拡大。さらに残留争いを演じる下位5クラブのなかで唯一、残り5試合で首位バイエルンと2位シャルケ戦を残すという厳しい立場にも置かれている。

 同誌によると、1部残留を果たすかどうかに関わらず、ケルンは今シーズン終了後に新たな指揮官を迎え入れる考えを持っているという。マネージャーを務めるアルミン・フェー氏は「シュテファンとコーチ陣は非常に難しい状況でこのチームを請け負い、そして全力でこの任務に取り組んで素晴らしい仕事をしてくれた」と評価。しかし「12月就任の時点から、この体制はあくまで今シーズン限りの予定だった。結果に関わらず、コーチ陣はこのままケルンにとどまることができる。それは明確だった」と言葉を続けている。

 だが、ルーテンベック監督がケルンに残留するかどうかは不透明のようだ。現在、同監督に対しては2部のカイザースラウテルン、さらにはオランダのVVVフェンロなど複数クラブからの関心も寄せられているという。同監督は「残りの戦いに向けて、私の立場を明確にすることがとても重要だと思った。私に関する噂が負担とならないように」との考えを示した。

 一方で、ケルンもすでに後任をリストアップ。ブンデスリーガ2部で躍進を見せているホルスタイン・キールのマルクス・アンファング監督が候補に挙がっているようだ。

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By kicker日本語版

ドイツ最大のサッカー専門誌『kicker』日本語版

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