ミーティングを無断で欠席し、謹慎処分を受けたオーバメヤン [写真]=TF-Images/Getty Images
ブンデスリーガの後期初戦、14日に行われた第18節のヴォルフスブルク戦をスコアレスドローで終えたドルトムント。試合前のメンバー発表に際し、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンに謹慎処分を科したことが発表された。
ドルトムントのペーター・シュテーガー監督は試合前、大手メディア『スカイ』にて処分の理由を説明している。オーバメヤンは試合前日トレーニング後のミーティングを無断で欠席したというのだ。
「昨日のミーティングに彼が来なかったんだ。試合に集中していなかったということだ。そのこと(処分)を今日伝えた時、彼は驚いていたよ。『知らなかった』と言っていたが、チームのWhats Appグループ全員にはっきりと通達してある。ミーティングでは戦術ボードを使って“今日の試合でどのように戦うか”を伝えた。その場にいなかったのだから、当然ながら今日の試合にも出ない」
シュテーガー監督は「オーバは重要な選手だが、ドルトムントの選手たちは彼がいなくても、試合に勝てるだけのクオリティーを備えている。私は引きずる性格ではないから、来週からはまた通常どおりだよ」と話すが、マネージャーを務めるミヒャエル・ツォルク氏の見解は異なるようだ。
試合後に『スカイ』から質問を受けたツォルク氏は、オーバメヤンに対して厳格な対処を行う意向を示した。
「今日、我々は激しく話し合った。その結果、今日の試合を謹慎処分にすることにした。さらに罰金も科す。それは当然だ。彼は総得点の50パーセントに絡んでいるが、こういった類の行動はこれ以上許すわけにもいかない」
オーバメヤンを放出するかどうかに関しての言及こそ避けたものの、ツォルク氏は「これ以上、こういったことが起こってはいけない。チームに動揺が走ってしまうのは良くない」とも発言しており、首脳陣も決断を迫られている。
得点源としてドルトムントをけん引する一方、トラブルも絶えないオーバメヤン。移籍市場が閉まるまで、ドルトムントの動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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