フランクフルトに所属する日本代表MF長谷部誠 [写真]=Getty Images
フランクフルトに所属する日本代表MF長谷部誠が、ひざの調子について「だいぶ良くなった」と語った。ドイツ誌『kicker』が3日に報じた。
昨年3月にひざを負傷した長谷部は、今シーズンも痛みに苦しめられて度々欠場を余儀なくされていた。現在はスペインのアリカンテで行われているチームの合宿で、後半戦に向けて準備を進めており、ひざも順調に回復しているようだ。
「フィットするまでにだいぶ時間がかかりました。前半戦は(ひざの状態が)良いときもあれば、また悪くもなりました。こういうケガの後は普通のことです。今は、だいぶ調子が良くなったと感じています。あとはピッチの上で自分がフィットしていることを見せないといけないですね」
マネージャーのフレディ・ボビッチ氏も、長谷部への評価の高さが揺らいでいないことを強調した。「マコトはトップレベルのプロ選手だ。彼が健康であれば、クラブにとって非常に重要な選手だ」と話し、「彼がどれだけ健康で、調子が安定しているか様子を見てみよう。この数週間のうちに、彼の将来についても確実に話すことになるだろう」と契約延長について言及した。
長谷部自身も「今のところは何も決まっていませんが、このチームで快適に過ごせています。なので、できるならフランクフルトでプレーを続けたいです」と去就についてコメント。その一方で、Jリーグと同じようにアメリカでプレーすることも、「興味深い条件であれば、イメージはできる」と明かした。
現在、フランクフルトは勝ち点26で8位。勝ち点28で並ぶ3〜6位までわずか2ポイント差で、欧州大会出場も視野に入っている。長谷部は「もちろん、ヨーロッパの舞台でプレーするのは夢です」と語りつつ、「でも、昨シーズンも同じようにヨーロッパリーグでプレーしたいとみんなが言っていて、出場できませんでしたからね。謙虚でいないといけません」と慎重な姿勢を示した。
引退後は「家族もフランクフルトで気持ち良く過ごせているので、ドイツで過ごしたいです」と話す長谷部。引退はまだ先の話だが、今年はワールドカップを控える本人はもとより、クラブや周辺メディアも長谷部のケガの状態を気にする日々が続きそうだ。
By サッカーキング編集部
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