シュトゥットガルトのパヴァール(左)が浅野拓磨(右)について語った [写真]=Bongarts/Getty Images、TF-Images/Getty Images
シュトゥットガルトに所属するフランス代表DFベンジャマン・パヴァールが、29日付のドイツ誌『キッカー』にてインタビューに応じた。同選手は同僚の日本代表FW浅野拓磨について聞かれると、「僕たちが何であんなに仲が良いのか、よく聞かれるんだ。ホテルでも同室だしね。タクは面白くて、一緒にいて居心地が良いヤツだよ。いつもふざけあっているんだ」と話している。
両選手ともドイツ語が堪能というわけではないが、言葉の壁は問題ないようだ。「タクマはサッカーに関する日本語もいくつか教えてくれたけど、忘れてしまったよ。僕たちは英語、ドイツ語、フランス語、日本語を一緒に交えながら話し合って、それでも理解し合えている。チームはマルチカルチャー(多文化混合)で活動しているし、別に大したことを言葉で表現できなくても、理解し合えるものさ」と、欧州のサッカークラブにおけるコミュニケーションが言葉だけではないことを説明した。
パヴァールはハネス・ヴォルフ監督の下で、自身の成長も感じている。「監督には感謝している。彼は常に僕たちのサポートに回ってくれる。彼は僕を信頼して起用してくれているしね。彼は本当に、僕の成長を助けてくれたんだ。ここに来る前は、まだまだガキだったけど、このチームでようやく大人になれたんだ」と、指揮官へ感謝の意を述べた。
フランス代表デビューも果たし、守備のユーティリティーとして欧州中の注目を集めるパヴァールだが、当面はシュトゥットガルトでのプレーに集中する意向を持っているようだ。「僕は先のことをディティールまで計画するタイプではないんだ。何が起きるのか、その時が来るまで待っているほうが良いね。去年の昇格に続いて、今年はシュトゥットガルトで残留をお祝いすることが全てだよ」と、自身とともに成長を続けるクラブでの成功を誓った。
現在12位のシュトゥットガルトは、12月2日に行われるブンデスリーガ第14節で17位ブレーメンと対戦する。残留に向けて重要な意味を持つ一戦、パヴァールと浅野のホットラインが見られるか注目だ。
By サッカーキング編集部
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