ドルトムント戦で先制ゴールを決めたロッベン [写真]=Bongarts/Getty Images
4日に行われたブンデスリーガ第11節で、日本代表MF香川真司のドルトムントとバイエルンが対戦。注目の上位対決は、敵地に乗り込んだバイエルンが3-1と快勝した。
快勝のバイエルンと完敗のドルトムント、両クラブの選手と監督が試合後に心境を明かした。ドイツ紙『ビルト』の日曜版が伝えている。
先制点を決めたバイエルンの元オランダ代表MFアリエン・ロッベンは「ビッグマッチが大好きなんだ。サッカーの内容的としても最高の試合を見せることができたし、チームとしてまとまってプレーできたね」と言えば、ユップ・ハインケス監督も「アリエンは純粋に“サッカーを生きて”いて、野心に満ちあふれている。彼は常に扱いやすいタイプというわけではないが、プロフェッショナルとしてお手本となる選手だよ」と絶賛した。
ウイルス性の胃腸炎を発症し、周囲への感染を防ぐためにチームに帯同していなかったドイツ代表MFジョシュア・キミッヒは、予想外の出場でアシストを記録した。試合後には「ウイルスに感染して、木曜日はボロボロだった。でも、金曜日にはだいぶ良くなったんだ。それで後から遅れて合流したんだよ」と出場の背景を明かしている。
一方、ホームで敗れたドルトムント。ドイツ人MFゴンサロ・カストロは「自分たちにも大きなチャンスがあったんだ。そんな中、(ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスが治療中で)10人になっていた時に失点をしてしまった。本当に辛いよ」と話した。対して、バイエルンのドイツ代表DFマッツ・フンメルスは「今日の試合は、効率性が勝負を決めたね」と、一瞬の隙を見逃さなかったチームの出来に満足している様子だった。
首位バイエルンとの勝ち点差が「6」まで開いてしまったドルトムント。ピーター・ボス監督は「我々にはあと7カ月も残されている。再び全てが良くなると信じている。今日の後半で、我々の本当の力を見せられたはずだ。後半は良い試合だった」と希望を捨てていない。
ここ1カ月に戦った公式戦7試合で、わずか1勝と苦しい状況にあるドルトムントだが、ブンデスリーガはまだ3分の1ほどを消化した段階だ。復調が待ち望まれる。
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By サッカーキング編集部
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