酒井はボランチとしてフル出場を果たした [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第9節が22日に行われ、酒井高徳、伊藤達哉が所属するハンブルガーSV(HSV)がホームでバイエルンと対戦した。酒井はボランチとして先発メンバーに名を連ねた。伊藤はベンチスタートとなった。
試合開始前の時点で15位に沈んでいたHSVだが、この試合では攻守にまとまりのあるプレーを披露。ブンデス王者相手に互角の戦いを繰り広げていた。しかし、前半の残り時間もわずかとなった39分に予想外の事態に見舞われる。カウンターを試みたバイエルンのキングスレイ・コマンをギデオン・ユンクが危険なタックルで倒してしまい、レッドカードで一発退場に。HSVは50分以上にわたって数的不利で戦うことを強いられてしまう。
前半はそのままスコアレスで折り返したが、後半の早い時間帯に試合が動く。52分に左サイドから入ったクロスをHSVの守備陣がクリアミス。中央でボールを受けたトーマス・ミュラーが冷静にパスを選択し、そのボールをコランタン・トリソがゴールに押し込んでバイエルンが先制に成功した。
その後も数的優位に立っているバイエルンに攻め込まれるHSVだが、身体を張った守りを見せてこれ以上の追加点は許さない。劣勢に立たされる中、76分にHSVは伊藤達哉を投入。出場直後から積極的な仕掛けを見せ、両サイドからクロスを供給するも、バイエルンの守備陣を前に決定的なチャンスには結びつかず。
試合はそのまま終了し、1人少ない状況で戦い抜いたHSVは惜敗。ボランチとしてフル出場した酒井は前線から自陣ゴール前まで走り回ってボールに絡み、攻守に奮戦したがチームを勝利に導くことはできなかった。
HSVは次節、28日にアウェイで原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと対戦する。
【得点者】
0-1 52分 コランタン・トリソ(バイエルン)
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By サッカーキング編集部
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