2017.10.21

CKで決勝点演出の宇佐美貴史「あまりにも狙い通りでびっくり」

宇佐美貴史
ダルムシュタット戦に先発出場した宇佐美貴史 [写真]=Bongarts/Getty Images
Kota Minato サッカーキング編集部

 まさに「狙い通り」の得点だった。デュッセルドルフに所属するFW宇佐美貴史は、20日にホームで行われたブンデスリーガ2部第11節のダルムシュタット戦で、移籍後2度目の先発出場を果たすと、試合開始直後にさっそく見せ場が訪れた。

 キックオフからわずか2分後、右CKのチャンスで宇佐美がボールをセットすると、練習での形が頭をよぎる。「今日の午前中にセットプレーの練習をしたんですけど、ニアに蹴って(オリヴァー・)フィンクがそらして、中の選手が…っていうのは言われてたんです。なんとなくそれは頭にあったんですよ」。

 そのイメージ通り、ニアを狙う。「蹴る時、鋭いボールでオリ(フィンク)の頭を狙ってみるかって感じでいったら、見事にそらして」。そのままファーへと流れたボールは、フリーのFWエミル・クヨヴィッチがヘディングで押し込み、練習通りの形でいきなりの先制点。これには、ゴールを演出した宇佐美本人も「あまりにも狙い通りでびっくりしました」と興奮した様子だった。

 その後も宇佐美は果敢な仕掛けを見せが、15分に放った技ありの右足ジャンピングボレーは惜しくも左ポストを直撃。今シーズン3点目には結びつかず、「決めたかったですけどね。ボールも完璧でしたし。1本決めていれば試合展開も変わっていた」と悔やんだが、「また次決められるように」と切り替えた。

 後半に入ると冷静さで貢献した。宇佐美は、チームに「良くも悪くもホームの場合は、後押しされて行き過ぎる部分がある」とし、「後半に少し押し返される時間帯がある」と見ていた。そのため後半は、「前の選手も少し疲れてる感じがしたんで、また後ろからやり直せばいいと思って。無理に前に行って取られるよりは。勝ってるのもあったんでね。少し時間を使いながらっていうのは意識してセンターバックに返していました」と、チームを落ち着かせることを考えていたという。

 そして、今シーズン最も長い80分までプレーし、ピッチを後にした。強みである仕掛けについて「まだ要所要所の細かい所の感覚は、もっと上がっていくなと個人的には思っている」と話した一方で、「ただ、長い時間出られたことや、そこまで守備に穴を開けなかったことを考えると、悪くはなかったかなと思うけど、良くもなかったかなと思う」と振り返り、2試合目の先発出場に及第点をつけた。 

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