電撃解任されたカルロ・アンチェロッティ氏 [写真]=Getty Images
バイエルンは28日、カルロ・アンチェロッティ氏を電撃解任した。しかし、同氏は自ら退任に向かっていった可能性がある。ドイツメディア『シュポルト1』が報じた。
バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは「チームのパフォーマンスが期待を下回った。何らかの行動を起こさなければならなかった」と公式声明を発表し、完敗を喫したチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節パリ・サンジェルマン戦が解任の契機となったことを明らかにした。
しかし、アンチェロッティ氏は契約を最後まで全うするつもりはなかったようだ。クラブ関係者のコメントを『シュポルト1』が伝えている。
報道によると、同氏はパリ・サンジェルマン戦前のミーティングでスタメンが記されたメンバー表を貼り付けた後、説明することもなく無言で立ち去ったという。
同メディアは、以前からチームの練習態度やインテンシティに不満を抱いていたと報道されていたアンチェロッティ氏について「彼はまるで自分から解任を扇動したように思える。そのためクラブは行動を起こさなければならなかった」とクラブ関係者の言葉を引用して報じている。