レヴァンドフスキ(左)の発言に対しルンメニゲ氏(右)が苦言を呈した [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが、同クラブの補強方針を批判したことに対し、カール=ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)が怒りを露わにした。ドイツ誌『kicker日本語版』が伝えている。
先日、ドイツの週刊誌『シュピーゲル』に対して、レヴァンドフスキは「国際舞台での成功を望むのであれば、バイエルンは考える必要があると思う」と発言。トッププレーヤーを獲得すべきとし、バイエルンへの批判を展開していた。この記事を受け、ルンメニゲCEOは「ロベルトはずいぶんとパリ(サンジェルマン)のことで頭を混乱させているようだね。ただ彼はサッカー選手としてこのクラブと契約していて、それで大金を稼いでいるはずなのだが」と厳しく非難を浴びせた。
ドイツ紙『ビルト』に対してそう語った同氏は、さらに「このような発言は残念なこと。彼はチームメイトへの批判も言っていたしね」と言及。その影には代理人の存在があるとも考えており、「そもそもあのインタビューは、クラブとは関係のなく実施されたものだ。それは結局、ロベルト自身にとって悪く作用してしまうものなのだがね」と言葉を続けている。
「民主主義も言論の自由も尊重しているが、しかし特に最近はずいぶんと、たいそう立派な言葉が口にされているようだね。サッカーに集中もせずに。クラブを傷づけるような発言は控えてもらいたい」、「不満があるのであれば、個人的に私のところに来て欲しい」と、同選手の態度に苦言を呈している。
レヴァンドフスキの「アジアツアーは何の役にも立っていない」とのに不満についても、「彼のお気に入りといわれているレアル・マドリードは、我々よりも長く、アジアに2倍の滞在日数を割いていたのだがね」と嫌味たっぷりに語った。
バイエルンは27日、チャンピオンズリーグのグループステージ第2節でPSGとの対戦が予定されており、今回のレヴァンドフスキの発言により、さらに勝負の行方が注目されている。
By kicker日本語版