2017.05.21

“名門の主将”という重圧を背負った酒井高徳、残留に安堵の涙「ホッとした」

酒井高徳
最終節でも主将としてチームを支えた酒井高徳 [写真]=Bongarts/Getty Images
サッカー総合情報サイト

 ブンデスリーガ最終節が20日に行われ、日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVはホームでヴォルフスブルクに2-1と逆転勝利を収め、1部残留を決めた。試合後、主将の酒井が取材に応じた。

 試合前の時点で勝ち点35のハンブルガーSVが、同37のヴォルフスブルクをホームに迎えての一戦。ハンブルガーSVは勝利で3ポイントを獲得しない限り、入れ替え戦へ回らなければならない苦しい状況だったが、この直接対決を制して逆転での残留を果たした。

 昨年11月に、開幕から10戦未勝利で最下位に沈んでいたチーム状況を改善すべく、スイス代表DFヨアン・ジュルーに代わってキャプテンに任命された酒井は、残留決定に安堵の涙を流した。

「嬉しいです。嬉しかったですね。嬉しかった…違うな、ホッとしたですね。全部、肩の荷が落ちたというか、涙を堪えるだけが限界ですね(泣き笑い)。しゃべればしゃべるほどキツかった思い出が浮かんでくるというか、キャプテンにされてから…(泣)日本人がキャプテンをやって、ドイツ語もしゃべれないと、『そんな奴がやっていてチームがどうにかなるのか』と言われたし、良い時も悪い時もポジティブでいる自分がすごく辛かったし、いろんな人に助けてもらったっていうのもありますけど、自分一人で抱え込んでいた時期もあったので…すごくホッとしたというか」

 クラブの歴史上、一度も2部降格を味わったことのない名門で主将を務めるという重圧は計り知れないものがあった。

「どうしてもこのチームの歴史に、初めて2部に降格したキャプテンと名を刻まれるのが心の中ですごく悔しく思っていたので、今日の試合も途中まで『もしかしたら無理なんじゃないか』って思ったりしたんですけど、心の中で、何度も何度も自分に問いただして、『それでいいのか?』っていう風に。こういう時、すごくネガティブな情報が頭に入ってしまうところで、それを頭から外すのが難しくて、それでも自分に言い聞かせて、『最後までやれ』と。しんどかったですね」

 そして、この喜びを誰に伝えたいかと問われた酒井は、「家族ですね」と返答。「家庭の事情で離れて暮らすことが多かったんですけど(泣)…いつも日本で応援してくれる姿とか、子どもたちの笑顔を見て一日一日頑張っていたんで(泣)…ホントに見えない中で応援してくれているという気持ちを考えると、やっぱり自分一人では成し遂げられなかったなということがすごく思い浮かんできますね。ありがとうと言いたいです」と涙ながらに話した。

 続けて、「家族だけじゃなくて、チームのみんな、監督、スタッフ、すぐそばで支えてくれていた友達、諦めずに毎試合、どんな結果にもかかわらずメッセージを送ってくれていた友達、やっぱりいろんな人に支えられているなと。そういう人当たりに気を遣っている自分だからこそ、支えてくれる人が多いのかなと改めて感じたし、やっぱり人ってこういう状態にならないと人のありがたみを感じられないのかなと思うので、日頃からもっとありがたみを感じて、今回こうやって自分の周りで色んな人が支えてくれるっていうありがたみを感じたので、すごく嬉しいですね。一人じゃないって感じられました」と、周囲のサポートへの感謝を示した。

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