ライプツィヒ戦では過激な横断幕が並んだ [写真]=Bongarts/Getty Images
ドイツサッカー連盟(DFB)は10日、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントに観客席の一部閉鎖と罰金10万ユーロ(約1206万円)の処分を言い渡した。連盟公式サイトが伝えた。
ドルトムントの名物“黄色い壁”を作る、2万5000人収容可能な南スタンドが、次のリーグ戦で閉鎖されることが決定的となった。DFBの監督委員会は同日、サポーターが計4件の問題行動を起こしたことで、クラブに対してリーグ戦1試合での南スタンド封鎖と罰金を科すことを通達した。
ドルトムントは、4日にホームで行われたブンデスリーガ第19節のライプツィヒ戦で、サポーターの一部が暴徒化。スラングや差別用語が書かれた横断幕が掲げられ、ライプツィヒのファンにケガを負わせるなどの事件を起こしていた。
それに加え、アウェー戦での行動も対象となっている。昨年9月10日に行われたライプツィヒ戦でも同様の横断幕を掲載しており、同12月16日に行われたホッフェンハイム戦では侮辱的なチャント、そして今年1月19日に行われたマインツ戦ではスタンドで打ち上げ花火を使用していた。
ドルトムントは昨年7月にもサポーターの問題行為により、DFBスポーツ裁判所から2017年5月30日までの執行猶予付きの処分を受けていた。そして今回、再びサポーターが問題を起こしたため、その執行猶予が取り消され、スタンド閉鎖と罰金を要求されることとなった。
この処分に対して、ドルトムントは13日まで申し立てすることが可能だという。同クラブは公式サイトを通じて、「今回の要請をこれまでの調査結果とともに慎重に見直し、期限の月曜日(13日)までにDFB監督委員会に返答します」とコメントしている。
なお、ドルトムントは11日に敵地で行われるブンデスリーガ第20節でダルムシュタットと対戦。次のホーム戦は18日に行われる同第21節のヴォルフスブルク戦となっている。
By サッカーキング編集部
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