シャルケ戦に出場し、決勝点をアシストしたフランクフルトMF長谷部誠 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第18節が27日から29日にかけて各地で行われ、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトはDF内田篤人所属のシャルケと対戦。長谷部の今シーズン初アシストから決勝点が生まれ、1-0で逃げ切った。
『Frankfurter Rundschau』紙は試合後の採点で、長谷部にチーム最高タイとなる「Gut dabei(良い働き/2点相当)」をつけた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
日本代表DF酒井高徳が主将を務めるハンブルガーSVはインゴルシュタットに1-3で完敗。酒井は豪快なミドルシュートで約2年ぶりのゴールを決めたが、反撃には遠く及ばず、採点も「5」がついた。
FW武藤嘉紀所属のマインツはホームで日本代表MF香川真司所属のドルトムントと対戦し、1-1で引き分けた。武藤はスタメンで出場したがゴールを挙げることはできず、74分に交代した。
アウクスブルクのFW宇佐美貴史は3試合ぶりに先発で出場し、後半途中までプレー。チームは2-1で競り勝った。
各選手の採点と寸評は以下の通り。
■長谷部誠
対シャルケ(0-1〇)フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:「Gut dabei(良い働き/2点相当)」
寸評:この日も、彼のポジションである3バックの中央でプレー。ボールを奪い取り、試合を活気づけた。低い弾道のFKから先制点をアシスト。ずば抜けたパフォーマンスだった。
■武藤嘉紀
対ドルトムント(1-1△)先発出場、74分交代
『Allgemeine Zeitung』
採点:「3」
寸評:とてつもない運動量をこなし、ツキがないところもあったが懸命にプレーしていた。ゴールを決めたが(オフサイドの判定で)認められず。
対ウォルフスブルク(1-2〇)先発出場、62分交代
『Augsburger Allgemeine』
採点:「3.5」
寸評:あまり目立たなかったが、競り合いでは結果を出していた。ビルトアップの面ではまだ限界があるようだ。しかしながら、その分、宇佐美はボールキープ力が高く、相手にプレッシャーをかけられても、驚くほどパスミスが少ない。
■酒井高徳
対インゴルシュタット(3-1●)フル出場
『Hamburger Morgenpost』
採点:「5」
寸評:彼のゴールは見事だったが、焼け石に水でしかなかった。(ジャッジへの)文句で(シーズン)5枚目の警告を受け、次節出場停止となったのは全くもってバカげた行為だ。