快進撃を続けるライプツィヒ(上)のSDが、C・ロナウドとメッシは不要とコメント [写真]=Getty Images
「リオネル・メッシかクリスティアーノ・ロナウド、どちらが欲しいですか?」と、聞かれて、「どちらもいらない」と言えるサッカー関係者がいるだろうか。
そう言い切ってしまえるのが、第13節を終えたブンデスリーガで無敗を守って首位となり、快進撃を続けているライプツィヒのスポーツ・ディレクター、ラルフ・ラングニック氏だ。同クラブは基本的に24歳以上の選手を獲得しないという方針を掲げているが、それは世界最高の選手に対しても例外ではないようだ。イギリス紙『サン』が同氏のコメントを紹介している。
ラングニック氏はバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをクラブに連れてくる可能性があるかと聞かれ、「彼ら2人を獲得するというのは全くもって不合理なことだよ。2人とも歳を取りすぎているし、(値段が)高すぎる」と答え、あくまでも若手主体のチーム作りを考えていることを強調した。
大手エナジードリンク会社「レッドブル」の強力な資金援助を背景に力を伸ばしたライプツィヒ。その“金満経営”を地でいくやり方に、“ドイツで最も嫌われているクラブ”と揶揄されることもあるが、ラングニック氏はあまり気にしていないようだ。
ラングニック氏は「新しいクラブが出てくれば、ライバルチームのファンはそれを敵だとみなすものだよ。ホッフェンハイムのときもそうだった。我々は2部でも嫌われていたが、ブンデスリーガに昇格した時、本当に嫌われ始めたんだ」と話し、以下のように続けた。
「しかし、今の我々はバイエルンと戦って、首位に立っている。すると人々は我々を応援し始めたんだ。ライプツィヒのファンだけではなく、大勢の人が『ライプツィヒは現状に値する』と言ってくれている」
また、優勝争いに関してラングニック氏は「普通のシーズンならばバイエルンが優勝する。しかしおそらく今シーズンは普通ではない。我々に失うものなどないよ」と語り、チームがタイトルを獲る可能性を否定しなかった。
ライプツィヒは次節、10日のブンデスリーガ第14節でインゴルシュタットと対戦。快進撃はさらに続くだろうか。
(記事/Footmedia)