今夏にドルトムントへ復帰したゲッツェ [写真]=VI-Images via Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのドイツ代表MFマリオ・ゲッツェが、同クラブ復帰時の心境や自身の現状について語った。同選手はUEFA(欧州サッカー連盟)の公式HP『UEFA.com』にてインタビューに応じている。
今シーズン開幕前、バイエルンからドルトムントへ復帰したゲッツェ。2013年夏に“裏切り”と言われた移籍を決断してから3年、下部組織から所属していた古巣への帰還を選択した。
ゲッツェは「この街も、街の人々も知っている。変わった部分も少しはあるけど、ユースチームにいた当時からプレーしていた練習場や、このスタジアムも知っている。まさに自分の家に戻ってきたような感じだよ。このクラブとは特別な関係で結ばれているんだ」と復帰の心境を明かした。
ドルトムントに戻る決断は「あらゆることを総合的に考えて」行ったとのことで「このクラブの組織や、ここで働いている人たち、コーチングスタッフ、そして選手も何人か知っている。(トーマス・トゥヘル)監督とクラブの野心、全てが復帰を決めた理由だね」と続けている。
トゥヘル監督については「一緒にやるのは初めてだけど、素晴らしい指導者だね。彼から多くのことを学んでいるよ」と信頼を語り、「ここに居られるのがとにかく嬉しいし、ピッチの内外で僕が培ってきた経験をチームに還元できると思っている」と話した。
そして話題はチャンピオンズリーグ(CL)へ。ドルトムントはグループステージ3試合を終えて2勝1分けと上々の結果を残している。ゲッツェは「レアル・マドリードとスポルティング、レギア・ワルシャワが同居していて、難しいグループだ。次のスポルティング戦(11月2日の第4節)も簡単な試合にはならないと思う。でも、ホームで戦えるというアドバンテージがある。勝ち点3を奪いにいくよ」と抱負を語っている。
「(CL)決勝まで勝ち進んだ2012-13シーズンには良い思い出があるけど、決勝で敗れて栄冠を手にできなかった。悲しかったね。あれはもう過ぎたことだ。僕は未来だけを見据えているし、今シーズンのチャンピオンズリーグに集中しているんだよ」
活躍を誓ったゲッツェ。今シーズンはブンデスリーガ第9節終了時点で得点がなく、CLでも1ゴールにとどまっているだけに、さらなる奮起に期待がかかる。
By サッカーキング編集部
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